2005年12月09日

デュボネ

デュボネデュボネは、ワインにキナ(quina)と呼ばれる樹木の皮を加えて樽熟成させたアロマタイズド・ワインです。

アロマタイズド・ワインとは、スティルワインに薬草や香辛料、果汁などを加え、風味付けしたワインのこと。
イタリアのベルモットやスペインのサングリアが有名ですね。

デュボネは世界的に有名なアペリティフなのだそうで、フランスでは赤が主流ですが、アメリカでは白も人気だそうです。

個人的には最近お気に入りで、よく飲んでいます。

さて、デュボネに加えられるキナの樹皮ですが、これから取り出されるキニーネという物質があります。

「キニーネ」でピンと来た人は通ですね。
そう、昔のトニック・ウォーターなどに含まれるアレです。

実は、キニーネは元々マラリアの特効薬として南米の原住民が古くから使っていたと言われています。
18世紀以降、欧州諸国が植民地を求めて南下した際には、キナ皮の需要が高まったと聞きます。
イギリス人がインド経営に成功したのは、彼らが毎日ジントニックを飲んでいたからだという話さえあるんだそうです。

キニーネは、現在は劇薬に指定されているため、日本で飲料水として飲まれるトニック・ウォーターに含まれていないのだそうです。
それに代わってレモン・ライム・オレンジなどの柑橘類や、香草などが配合されています。
いわゆる、シトラス・フレーバーですね。

では、トニック・ウォーターがダメならデュボネはいいの?って話になるわけですが、使っているのがキニーネそのものじゃないですし、おそらく香り付け程度の量しか使われていないということで、問題ないんでしょう。

この件について詳しい方がいらっしゃったら、ぜひ教えてください。


何か話が大きく横道にそれた気がしますが、気にしないということで。


PHOTO : 府中市・CHOT BAR


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2005年11月24日

ボージョレ・ヌーボー

ボージョレ・ヌーボー毎年、個人的には必要の無い大騒ぎだと思っているボージョレ・ヌーボー。

これだけ騒ぎになっているのでご存知無い方はいないと思います。

では、ボージョレ・ヌーボーとは何を指すのかと言いますと、フランス・ブルゴーニュ地方のボージョレ地区の新酒ワインのことで、その年の秋に収穫したブドウで造る早飲み型のワインを言います。

通常、フランスを代表とする長期熟成タイプの赤ワインは、ぶどうを木樽で熟成させますが、ボージョレ・ヌーボーは、ステンレスタンクで熟成させるという違いがあります。
こうすることでタンニンが控えめになり、果実味が生きたフレッシュなワインが出来ます。

毎年11月の第3木曜日が解禁日なのですが、日本は時差の関係で世界で一番早く解禁日を迎えるため、本場フランスよりも早く飲めるということで、お祭り好きな日本人にぴったりなのでしょう。
日本はボージョレー・ヌーボーの輸入量が世界第一位なのです。

それが証拠に輸入量は、過去最高だった昨年より2割増しの85万ケース(12本入りが1ケース)だそうで。
いやはや、すごい量ですね。

ちなみに、Beaujolais をどう読むのかで混乱しているようですが(私だけ?)、現地での発音は「ボジョレ」に近いのだそうで、新聞やテレビでは「ボージョレ」という表記が多いですね。
まあ、ボージョレでもボジョレーでもどっちでもいいでしょうけど。
ちなみに、楽天で商品検索をしてみたところ、「ボージョレ・ヌーボー」だと67件、「ボジョレー・ヌーボー」だと322件でした。

私は、今年はちょっと遅めの21日月曜日に飲みました。
なかなか美味しかったですよ。
赤ワインのタンニンがちょっと苦手な私にとって、何か飲まずにスルーするのが悔しいので、しっかり毎年飲んでます。
そういう自分もお祭り好きの日本人なのかもしれません。


PHOTO : 府中市・レストラン コントワール
  
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Posted by suikyomushi at 19:26Comments(7)TrackBack(0)

2005年07月22日

電解数秒で年代ワイン誕生?

「数秒間電気を通しただけで“20年もの”のワインができる装置を開発した。」という話を聞いたら、あなたは信じるでしょうか?

そんなニュースが入ってきました。ソースはこちら

ワインを電解することで、アルコール分子の周りに水分子が配置され水和性が向上。本来なら長期間の保管で水とアルコールが混ざり合ってできるまろやかな味と香りが瞬時に得られる、のだそうです。

イタリアの食品会社に送ったところ、その効果に驚いたそうですが、ワインの伝統を重んじる国柄から製法を変えることに抵抗があり、導入には至らなかったそうです。
まあ、その気持ちはよくわかります。

でも、カリフォルニアのワイン工場では導入されたそうです。
そして、いい効果をあげているのだとか。

酒は日々進化します。
20年寝かせたワインと同じ味が、一瞬で出来てしまう。
手軽に美味しいワインを飲めるということからは、歓迎すべき技術なのかもしれませんが、本当に20年手間暇をかけて寝かせたワインの価値が下がってしまうようなことをちょっと心配してしまいます。

例えば、ウイスキーの世界でそんなことが出来るようになったらどうでしょう。
12年物のシングルモルトが、一瞬で出来てしまう。
便利なのかもしれませんが、ちょっと考えてしまいます。

この技術が一般化した場合、ワイン業界がどうなっていくのか興味がありますね。
  
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2005年03月01日

アレキサンダー・ゴードン ドライ・フィノ Alexander Gordon Dry Fino

今日はシェリーの話。

花に「花言葉」があるように、お酒にもそういう言葉があります。
例えば、シェリー。
女性が「シェリーを飲みたい」と言ったときは、「今夜一緒に寝てもいい」と言う意味だそうです。


……今でも使っている人、いるんですかね?


もし、女性でシェリー好きの方がいらっしゃったら、注意してくださいね。
変に酒にウンチクのある人と一緒に飲んでそんなことを言ったら勘違いされるかもしれませんから。


まあ、そういう話は置いといても、シェリーは大変美味しいお酒です。

シェリーはスペインで造られるワインの一種。
フォーティファイド・ワインという分類になります。
日本語で言うと「酒精強化ワイン」とか「アルコール強化ワイン」と言われます。

シェリーは、酒類の中で最も古くから国際的に原産地呼称が見とめられたものの一つです。
「原産地呼称」につきましては、前に「壱岐焼酎」の時に書いたとおりです。

スペインのヘレス地区で収穫されたパロミノ、ぺドロ・ヒメネス、マスカットの3種類のみのぶどうから醸造されること、ブランデーを添加された強化ワインで、最低アルコール度数は15%であること、最低3年以上ヘレス地区の特定のボデガ(シェリーの熟成が行われる貯蔵庫)で熟成されていること。
これらを全て満たすことでシェリーを名乗ることが出来るのです。


シェリーの製法は、ワインと比べますとかなり違います。
一般的にワインは酸化を嫌いますが、シェリーは樽の中で数年も熟成させ、「酸化」された風味を作り出すという特徴があります。


アレキサンダー・ゴードンシェリーの代表的な銘柄と言えば「ティオ・ペペ」ですが、今日紹介するのは、もっと美味しいお薦めのものです。

「アレキサンダー・ゴードン」は、他のシェリー酒とは一線を画した高品質のシェリーに定評があります。

今日はドライ・フィノをいただきました。

淡い金色で、味は辛口ですがしっかりしていて、とてもいい香り。
これなら何杯でも飲めそう。

ちなみに、ワインを酸化させて作ったお酒なので、胃にとてもやさしいという特徴もあります。
飲みすぎていても、シェリーなら飲めます。


そこまでして飲まなくても、というご忠告はごもっとも。


PHOTO : アレキサンダー・ゴードン ドライ・フィノ IN 府中市・BAR American
  
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2005年01月24日

Kusuda Wines Pinot Noir 2002

Kusuda Wines Pinot Noir酒の中で、私が一番詳しくないのがワインです。
友人に何名かのワイン通がいます。
知り合いのバーマンにもワインに精通している人が何人かいます。

ところが、私は今までワインについて深く勉強しようと思うことはありませんでした。

赤ワインのタンニンの風味が苦手。
渋い味が好きではないようです。

白ワインは、あれば好んで飲みます。
やはり私は甘い酒が好きなようですね。


さて、今回紹介する酒は、赤ワインです。
赤ワインが苦手な私が紹介するんだから、期待してください。

Kusuda Wines Pinot Noir は、楠田浩之さんという日本人のかたがニュージーランドで生産したワインです。
ピノ・ノワールと言えば、ワインに詳しくない私でもわかります。
あのロマネコンティをはじめとする世界最高の赤ワインを造るブドウの品種です。

楠田さんは、ご自身のホームページで、『ピノ・ノワールで世界を「あっ」と言わせるようなワインを造るのが私の夢なのです。そのために、2001年5月、ピノ・ノワールの栽培に適した土地として評価が高いニュージーランドに家族と共に移住しました。』と書かれています。

プロフィールを読めばわかりますが、楠田さんはサラリーマンなどを経て、1997年にドイツ・ガイゼンハイム大学ブドウ栽培・ワイン醸造学部に入学され、卒業後の2001年5月、ニュージーランド・マーティンボロに移住し、同年10月、「KUSUDA WINES」を設立されています。

こんなに歴史の浅いワインなのに、発売されるや否や、世界各地で高い評価を得ているとのことです。
ワイン専門誌『ワイナート』にて2003ワイン・オブ・ザ・イヤーの1本に選ばれたそうですし。

素敵です。
とても素敵な経歴です。
こんなお酒に対する情熱をお持ちのかたが造ったワイン、飲まないわけには参りません。


さて、一本入手したので試してみました。
ボルドーのワインよりはブルゴーニュのワインの方が好きな私は、ちょっと期待していましたけど。


色はワインの中でも淡い方だと思います。

いやあ、いいですね。
とても優しいワインです。
味的には、フルーツと紫蘇がほんのり感じられるような。
これはいくらでも飲めそうです。


実は、このワインを紹介してくれたのが、このブログでも何度も出てくる「和食 たか田」さんです。
貴重な KUSUDA WINES のファーストビンテージである2002。
また飲める機会があるんでしょうか。


[2008] Kusuda Syrah - Kusuda Winesクスダ シラー - クスダ・ワインズ (楽天・アサヒヤワインセラー)



  
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