2006年05月18日

橘屋 純米吟醸山廃仕込

橘屋 純米吟醸山廃宮城の川敬商店が醸す「橘屋」の純米吟醸・山廃仕込です。

先日、和食たか田さんにお邪魔した際、いつものようにいろいろな美味しい日本酒をいただいたのですが、中でも気になった酒がありました。

川敬商店は、平成8年、9年、12年、13年、14年、16年全国新酒鑑評会において連続の金賞受賞。
平成14年宮城県清酒鑑評会において最高の賞である宮城県知事賞も受賞している実力のある蔵です。

速醸仕込が主流の今日、創業以来の山廃仕込みを継承している蔵元なのだそうです。

私は個人的に山廃仕込の酒は好きではありません。
ちょっと香りが好みじゃないんですよね。

山廃仕込については説明が長くなりますので省略しますが、昔ながらの酒造りで手間と時間がかかります。
この造り方をしている酒は、おそらく100本に一本あるかないかくらいではないでしょうか。
しかも濃厚で酸味が多い酒となるため、現代で好まれる酒のタイプとは違うようです。

ところが、この山廃は旨い。
穏やかな香りです。
のど越しがとても気持ちいいんです。

「巷で出回っている山廃は本来の山廃じゃない。ウチの酒が本来の山廃なんだ」と蔵の方がおっしゃっていたと聞きました。
それがラベルにある「川敬流」なのかもしれません。

聞いたところによると、寿司と絶妙のマッチングなのだそうです。
いわゆる「マリアージュ」ですね。
寿司と一緒に飲むと、酒も美味しくなるし寿司も美味しくなる。
お酒が飲めない女性でも、この組み合わせで飲めたというお話も聞きました。

実は、この蔵を訪れたある酒屋さんが、橘屋の四合瓶を一本もらって帰ってきたのですが、弁当の寿司と一緒に飲み始めたら東京に着くまでに全部飲んでしまったのだそうです。
それほどこの酒と寿司は合うとのことでした。

この酒の瓶詰めは2002年。
もう3年以上前です。

実は、川敬商店は2003年に起きた「宮城県北部地震」で蔵は大きなダメージを負い、仕込が出来ない状態にあったとのことです。
そのときの地震の震源が川敬商店のある南郷町の直下だったそうですから。

現在仕込みがされているのかどうかは未確認なのですが。

今飲んでいる橘屋は、蔵を訪れたある酒屋さんが保管しており、和食たか田さんにだけ卸しているのだそうで、在庫もわずかしかありません。
このような優秀な酒が飲めなくなるのは残念です。
一日も早い復興をお祈りしたいと思います。


原料米  :蔵の華100%
精米歩合 :50%
使用酵母 :宮城マイ酵母
酒母   :山廃
アルコール:15.5
日本酒度 :+2
酸度   :1.4


PHOTO : 府中市・和食たか田

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この記事へのコメント
久々に覗いてみました

宮城のお酒なんですねv
見かけたら味わってみたいと思いますv

最近ひとりでバーも行くし日本酒平気だし
どんどん酒飲みになってきましたよv
Posted by ミサ at 2007年01月28日 17:30
ごぶさたです。

なかなか見かけないかもしれませんが、見つけたら是非飲んでみてください。
お寿司も忘れずに。

どんどん酒飲みですか(笑)
飲みすぎには注意してくださいね。
Posted by YUJI at 2007年01月29日 00:12
川敬商店ですが,地震のあった年も使える設備を使用して仕込をしていました。自宅は全壊に近い状態だったそうです。その翌年の全国新酒鑑評会で金賞を受賞しています。今年も無事造りが終わり,全国新酒鑑評会金賞を受賞し,4年連続受賞となりました。

社長にお会いしたことがありますが,話を聞くと造りに対し真剣勝負を挑んでいる,という感じでした。

川敬商店のサイトがありましたのでURLを記します。
http://www.k2.dion.ne.jp/~koganesa/index.htm
Posted by 根本要潤 at 2007年06月15日 21:21