2005年08月30日

南 純米吟醸・無濾過

南 純米吟醸南酒造場は、高知県の東部、安田町にある蔵です。
「南」という銘柄で一躍有名になりました。

年間生産量は約300石という小さな蔵です。
地元では「玉の井」という銘柄で親しまれていますが、昔は地元の有名銘柄「土佐鶴」の下請けのような仕事もされていたと聞きます。
蔵の代替わりの時に、新しいブランドで勝負したいということで造られたのが、この「南」なんだそうです。

清流安田川の伏流水のおかげで、いい水に恵まれています。
近辺を10mも掘れば、どこからでも湧き出すと言われるほど水が豊富なんだそうで、「玉の井」という名前は、尽きることのない玉のような水が井戸に湧き出すことから付けられたそうなんです。

「南 純米吟醸・無濾過」は、無濾過であるのに雑味が少なく、さわやかで優しい味わいのお酒です。

高知の日本酒は、力強い男らしい味というイメージがありますが、そんな部分を残しながらも優しい味になっています。

最近では、個人的によく飲んでいます。


PHOTO : 府中市・和食たか田



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2005年08月20日

ダイキリ DAIQUIRI

ダイキリダイキリの誕生は19世紀後半。
キューバのダイキリ鉱山で働く鉱夫たちが、暑さをしのぐために、キューバ産のラムにライムジュースを入れて飲んだのが始まりと言われています。
よくよく調べてみると、鉱山で飲んでいたのではなく、ダイキリ鉱山の近くのサンチャゴ市で飲まれていたようです。
当時はまだ名前が無く、アメリカの主任技師が「ダイキリ」と命名したということです。

私もダイキリは夏によく飲みます。
爽やかな風味にバランスのとれた甘さがあって、飲んでいてとても気持ちの良いカクテルです。

こんな記事を見つけました。

『初めて入ったお店では、まず最初にダイキリを頼むのがいいと思います。なぜならば、ダイキリを飲めばその店のバーテンダーの技術や味がよく分かるといわれるほど、シンプルなゆえに難しいカクテルだからです。何を頼んでよいか分からず迷った時は、「ダイキリを頼め」という名言もあるほど知る人ぞ知るカクテルといえます。』

ホテルオークラ OHR e-mail Plaza 「カクテルへの招待状」第1楽章
(ホテルオークラ バーテンダー 中村圭二氏)

前にあるバーテンダーさんから、同じようなことを聞いたことがあります。
ある漫画では「ジン・フィズ」を注文すると書いてありました。

シンプルなカクテルほど難しい。
そんなカクテルが美味しいバーに行きたいものです。


PHOTO : 聖蹟桜ヶ丘・BAR unknown
  
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2005年08月18日

キャプテンモルガン プライベート ストック CAPTAIN MORGAN PRIVATE STOCK

CAPTAIN MORGAN PRIVATE STOCK良質のさとうきびから造ったプエルトリコ産ゴールドラムに、バニラスパイスとトロピカルフレーバーを加えて造る香り豊かなラム。
これがキャプテンモルガンの売り文句です。

アルコール度数も35%と低め。
ロックでやるにはいいラムです。

キャプテンモルガンの名前は、カリブ海の海賊 HENRY MORGAN の名に因んでおり、彼は後に生まれ故郷であるイギリスに戻り、ナイトの称号を贈られた英雄なんだそうです。

HENRY MORGAN は、ジャマイカに自らが所有する土地でサトウキビを栽培し、ラム酒の製造を始めましたのだそうで、現在シーグラム社が製造する「キャプテンモルガン」との関係があるのかどうかは不明です。

シーグラム社の「キャプテンモルガン」は、世界第二位の売上を誇るラムとなり、イギリスでは売上第一位なのだそうです。

さて、写真の酒は、その「キャプテンモルガン」のプライベート・ストックというラムで、長期熟成品。
スタンダード品のキャプテンモルガンに比べ、バニラを代表とする複雑な香り、コクはさらに深いものとなっています。

自家消費用に特別にストックしていた出来の良いロットを瓶詰して製品化したものなんだそうです。
本当に特別なラムなんですね。
日本ではなかなか手に入らないと聞きます。

普通のラムがちょっと苦手でも、甘いお酒が好きな人ならおすすめできると思います。
オン・ザ・ロックでどうぞ。


PHOTO : 府中市・BAR American

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2005年08月15日

適度な飲酒とは

アルコールの摂取が適度とされる量は、エチルアルコール換算で一日20グラムなんだそうです。

asahi.comにこんなニュースが書いてありました。

エチルアルコール20グラムとは、どのくらいの量なのか。

こちらのサイトにデータがありますので、ちょっと引用させていただきます。

ビール大瓶一本(633ml/アルコール度数5%)で、25g。
日本酒一合(180ml/アルコール度数15%)で、22g。
ウイスキーシングル2杯(60ml/アルコール度数40%)で、21g。
焼酎0.6合(110ml/アルコール度数25%)で、22g。

このブログをお読みのお酒好きの方なら、この程度の飲酒量じゃ済まないと思います。

そういう私も、こんな量じゃ全然足りません。

人それぞれアルコールを分解する能力が違うでしょうから、一概に適量が決まっているわけではないと思います。

記事によりますと、「多量飲酒」の目安とされるエチルアルコール換算1日平均60グラムなんだそうで、一日で上記の量の3倍以上を飲まれる方は、「多量飲酒」ということになります。

適量を超えると、食道や肝臓などのがんのほか、やせ形男性が糖尿病にかかる危険性も高まるとされているそうです。

こういう話を聞くたびに耳が痛いわけですが、私個人的には、酒の味がわからなくなるくらいは飲まないというルールを決めています。

出来れば、永い人生、酒とは永く付き合って行きたいですからね。

酒は量より質。
美味しい酒を少しずつ飲んで、永く酒と付き合いたいものです。
  
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2005年08月09日

焼酎はなぜ飲んでいて楽なのか

TIPTOPのバックバー先日、池袋・TIPTOPで飲んでいました。

あまりお客さんがいなかったので、バーテンダーの山本さんと談笑。

「最近は、どんなお酒を飲んでるんですか?」

「焼酎が多いですねぇ。あとカクテルかな」

「焼酎って飲んでて楽ですよねー」

「そうですよねー。翌日もあまり残らないし」

そんな会話をしながら飲んでいたのはこちら。

カリー春雨カリー春雨。
こちらは泡盛ですけど、焼酎の仲間です。


焼酎が、なぜ飲んでいて楽なのか。
山本さんと話しながら、頭を整理してみます。

焼酎は、蒸留酒の中でもアルコール度数が最も低いと言っていい酒です。
通常、ウイスキー、ジン、ウオツカなどは40度以上。
焼酎は20度から25度が一般的です。

アルコール度数が高いと、同じ量の酒を飲んだ場合、早く酔ってしまうのは当たり前。
摂取するアルコールが少なければ、酔いも軽いし翌日残らないのは自明の理。

また、乙類焼酎は、日本酒よりアミノ酸や糖質、脂質が少ないので、アルコールの分解に時間がかからないと言います。

まあ、日本酒はいろいろな旨み成分が入っているから、味が複雑で美味いと言えるんですけどね。


それを言うなら、甲類焼酎は飲んでいてもっと楽でしょう。
何せ、アルコールはエタノールのみ。
日本酒や乙類焼酎は、アルコールが6種類も入っていて、複雑な構成になっています。
そのため、肝臓がアルコールを分解しにくいわけです。
当然、日本酒などに比べて二日酔いにはなりにくい。

でも、甲類焼酎をロックで飲む人は少ないでしょう。
だって、日本酒や本格焼酎に比べたら、そのまま飲んだら美味しくないですもの。

酔いが覚めやすい、翌日に残らないということは、確かに飲んでいて楽ですが、やはり飲むときは美味しいお酒を飲みたいですからね。

これらの話は、明日どうしても二日酔いになりたくないってときのために、ちょっと頭の片隅に入れておいてもいい知識かもしれません。

それ以前に、「明日どうしても二日酔いになりたくない」のなら、飲むなというご意見はごもっとも。


PHOTO : 池袋・BAR TIPTOP


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2005年08月08日

イエーガーマイスター

イエーガーマイスター56種類のハーブ、果物、スパイスなどを絶妙のバランスで配合したドイツのリキュール。
それがイエーガーマイスター
最近私がよく飲むリキュールです。

味は甘いのと苦いのが一緒にきます。
スイート&ビターって感じですね。

イエーガーマイスターとは、ドイツ語でハンティングマスターという意味だそうです。
同名の空気銃もあるみたいですが。

いつもはソーダ、トニック割りで飲みますが、シューターと呼ばれる飲み方もあるそうです。
冷やしてストレートで飲むらしいのですが、それが定番の飲み方なんだそうで。
ちなみにアメリカで流行しているとのこと。

二日酔いにいいという話もちらほら聞きますが、私はそんな噂は信じません(笑)

コーラやジンジャー・エールで割っても美味しいです。
女性にはこっちをおすすめしたいですね。

私にとっては、スーズと並んで定番のリキュールになりつつあります。


PHOTO : 府中市・CHOT BAR


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2005年08月03日

獅童

獅童最近は芋焼酎よりも麦焼酎を好んで飲む私ですが、今回ご紹介するのは宮崎県の麦焼酎です。

王手門酒造は、年間1000石強の小規模な蔵元さんですが、独特のデザイン、高品質の焼酎を造ることで最近話題になっているようです。

獅童は、常圧蒸留で無濾過の麦焼酎です。
味わいは、麦の常圧ならではの香ばしさ、深いコク、意外なほどスムースなのど越し。
なかなかの酒です。

無濾過の酒なので、白く濁る場合がありますが、「焼酎の花」と呼ばれる旨み成分を多く含んでいるためなんだそうです。

この手の麦焼酎は、大分や福岡で多く見かけますが、宮崎でもこのような焼酎があったんですね。

もともと、白麹で造る「龍。(ろんてん)」という麦焼酎があり、それを黒麹で作ったのが獅童だと伺いました。

夏にロックで飲むにはとてもいい焼酎だと思います。


PHOTO : 府中市分倍河原・くいもんや いごっそ


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2005年08月02日

ザ・フェイマス・グラウス The Famous Grouse

ザ・フェイマス・グラウス私がシングル・モルトに興味を持ち始めた頃、ブレンデッド・ウイスキーも飲んでみようということで、行きつけだった数軒のバーのバーテンダーさんに質問をしてみました。

「手ごろな価格で飲めるブレンデッドで一番のお薦めはなんですか?」

ほとんどのバーテンダーさんの答えは、今回取り上げるザ・フェイマス・グラウスでした。

本場スコットランドでもトップシェアを維持しており、その品質の良さは、英国王室御用達の栄誉を得ていることからもよくわかります。

ラベルに描かれているのは「雷鳥」です。
最初の自社製品に「グラウス(雷鳥)」と名付けたことから来ているとか。
ちなみに、雷鳥はスコットランドの国鳥なのだそうです。

その後人々が「あの有名なグラウス・ウイスキー」と言うようになったため、ザ・フェイマス・グラウスという名前に変えたのだそうです。

ブレンデッド・ウイスキーには、数々のモルト原酒が含まれています。
ザ・フェイマス・グラウスの場合、40種類以上のモルトとグレーンがブレンドされていますね。
そして、その含有量が多いものを「キーモルト」と呼びます。
ザ・フェイマス・グラウスのキーモルトには、グレンロセス、タムドゥーなどがありますが、そのひとつに、私の好きな「ハイランド・パーク」があります。

だから、私もこのウイスキーの味が好きなのかもしれません。
私は、ロックで飲んだり、ソーダ割りで飲んだりしています。
基本的には気軽に楽しむタイプの酒だと思います。

自分にとっての定番の酒は、リーズナブルな価格で、どこのバーにも置いているのがいいと思っています。
そういう意味では、ザ・フェイマス・グラウスは、私にとっての定番の酒なのかもしれません。

定番の酒、まだ無いという方は、探してみてはいかがでしょうか。


PHOTO : 府中市・CHOT BAR

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