2005年07月29日

ジン・バック GIN BUCK

ジン・バック夏になると、ウイスキーを飲む機会が減り、ビールや炭酸系のカクテルを飲むことが多くなります。
これは私の場合ですが。

最近、個人的にはスーズ・トニックをよく飲んでいますが、5年くらい前まではジン・バックラム・バックをよく飲んでいました。

「バック」と名の付くカクテルは、スピリッツにジンジャー・エールとレモンジュースを加えて作ります。
ジン・バックでは、この組み合わせがジン特有のクセを穏やかにし、とてもすっきりした味わいになります。

このカクテルは、ロンドンの名門バーである「バックスクラブ」が発祥なのだそうです。
ジン・バックは、別名「ロンドン・バック(London Buck)」と呼ばれます。
マミーズ・シスター(Mamie's Sister)と呼ぶこともあるそうですね。

「バック(Buck)」そのものの意味は、もちろん後ろに下がるバック(Back)のことではなく、雄鹿(Stag)のことであると聞いたことがあります。
バックスキン(鹿皮)という言葉は知っている人が多いかもしれません。
そう、あのバックスキンの「バック」です。
ということは、「バックスクラブ」とは、鹿狩りのクラブから命名されたバーの名前だったのでしょうか。
(勝手な想像です)


ベースをジンからウオツカに変えればウオツカ・バック、ラムに変えればラム・バック。
ブランデー、バーボンなどのバリエーションもあります。

なぜか、この「バック」のカクテルは、カクテルブックにはあまり載っていません。
こんなにポピュラーなカクテルなのに。

暑い夜が続きます。
そんな夜にはピッタリなカクテルだと思います。


PHOTO : 府中市・CHOT BAR
  

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2005年07月26日

大信州 梅酒 香梅吟撰仕込 2004

大信州 梅酒大信州には梅酒もありました。

昨年は、純米吟醸で仕込んだのだそうです。
なんとまあ贅沢な。

量もそれほど造らず、値段もそれなりだったそうで、それでも全部売れてしまったそうです。
そこで今年は、半分日本酒、半分焼酎になりました。

私は昨年の梅酒は飲んでいないので比較は出来ませんが、これは今まで飲んだ梅酒の中でも抜群に美味いです。

ほんのりした甘味、やわらかい梅の香り、そして滑らかさ。
そのバランスが絶妙です。
とても爽やかな味わいは、夏にピッタリですね。

話を聞いてみて、昨年の梅酒が飲んでみたかったと思います。

「当初は販売価格を考慮するとアルコールだけで仕込もうかと思いましたが、酒を使わないと大信州の梅酒の価値が存在しません」(大信州 田中常務)

さすが、そのあたりは日本酒メーカーのこだわりですね。


PHOTO : 府中市・和食たか田


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2005年07月25日

ヱビスビール・ゼリー

ヱビスビール・ゼリービールのゼリーなんてはじめて見ました。
面白そうだったので、注文してみましたよ。

思ったよりも甘いですが、ほんのりビールの香りがして、なかなかいけます。
  
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2005年07月22日

電解数秒で年代ワイン誕生?

「数秒間電気を通しただけで“20年もの”のワインができる装置を開発した。」という話を聞いたら、あなたは信じるでしょうか?

そんなニュースが入ってきました。ソースはこちら

ワインを電解することで、アルコール分子の周りに水分子が配置され水和性が向上。本来なら長期間の保管で水とアルコールが混ざり合ってできるまろやかな味と香りが瞬時に得られる、のだそうです。

イタリアの食品会社に送ったところ、その効果に驚いたそうですが、ワインの伝統を重んじる国柄から製法を変えることに抵抗があり、導入には至らなかったそうです。
まあ、その気持ちはよくわかります。

でも、カリフォルニアのワイン工場では導入されたそうです。
そして、いい効果をあげているのだとか。

酒は日々進化します。
20年寝かせたワインと同じ味が、一瞬で出来てしまう。
手軽に美味しいワインを飲めるということからは、歓迎すべき技術なのかもしれませんが、本当に20年手間暇をかけて寝かせたワインの価値が下がってしまうようなことをちょっと心配してしまいます。

例えば、ウイスキーの世界でそんなことが出来るようになったらどうでしょう。
12年物のシングルモルトが、一瞬で出来てしまう。
便利なのかもしれませんが、ちょっと考えてしまいます。

この技術が一般化した場合、ワイン業界がどうなっていくのか興味がありますね。
  
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2005年07月21日

ザ・プレミアムモルツ、売れ過ぎて“夏バテ”


梅雨も明けて夏真っ盛り。
ビールが美味しい季節です。

こんなニュースが入ってきました。

「ザ・プレミアムモルツ、売れ過ぎて“夏バテ”」

ソースはこちら

ザ・プレミアムモルツは、国産ビールの中でも私のお気に入りの銘柄のひとつです。
あのエビスビールに勝るとも劣らない、素晴らしいビールだと思っています。

あまり酒屋さんでは見かけないビールですが、元々出荷量がそれほど多いわけではありませんでした。

ところが、記事にもありますように、6月にビール部門では日本初のモンドセレクション最高金賞を受賞したことにより、その味が認められ、出荷量が増えたようです。

私からすれば、「こんなに美味しいのに、なぜ今まで売れなかったのだろう」と思っていたくらいですから。

サントリー武蔵野工場は、私の自宅から歩いて行ける距離にあります。
いわば、府中の地ビール(それは言い過ぎか)。

せっかく売れてきているのですから、出荷を頑張って欲しいものです。

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2005年07月19日

森伊蔵

森伊蔵・黒じょか森伊蔵が抽選で当選してから、いろいろな飲み方を試してみました。

最初は、オン・ザ・ロック。
黒麹の芋焼酎に比べて当たりはやわらかいですが、氷がちょっと融けてきたくらいが一番味のバランスがよくなるように感じます。
やわらかい甘味が心地いいです。

次に、5対5のお湯割りで試しました。
いやあ、いいですねー。
お酒は、温度が上がると香りが強くなります。
芋の甘くていい香りがはっきり出ます。

飲んでみると、やさしい甘さが際立って美味しいですね。

最後に、3日ほど経過した5対5の前割り。
「前割り」とは、焼酎をあらかじめ水で割って瓶で寝かせるもの。
これをすることにより、焼酎と水がなじんでまろやかになるんだそうです。

この「前割り」した焼酎を、黒じょかという陶器に入れ、炭火で温めます。
私の家では炭火はありませんので、ガスコンロで弱火で温めました。

飲んでみたところ、口当たりがさらになめらかになって美味しいです。


さて、他の銘柄に比較してどうだったか、と言いますと、正直言ってすば抜けて美味しいわけではありません。
さつま寿八幡などの、同じ白麹の焼酎と勝るとも劣らない、と申し上げておきましょう。
(まあ、これらの銘柄も入手困難には変わりはないですが)


森伊蔵は、蔵の歴史は長いのですが、焼酎の味が変わったのは昭和63年のことです。
今の五代目当主・森覚志さんが今の味を創り上げました。
それまでは、味はひどかったらしく、全く売れなかったそうです。

それを、原料の芋を契約農家が作る良質のコガネセンガンに変え、水は新たにボーリングをして伏流水を探し、人気の黒麹よりも自分が好きな味の白麹を使い、仕込みには100年以上前の甕を使う。

100年以上住み続ける家付き酵母がいる木造蔵。
これが焼酎の味を造ることにつながるとして、新たな工場は作らない。

こだわりと執念が創り上げた逸品。
それが、「森伊蔵」なのです。

定価は、一升瓶(1.8リットル)で2500円。
同クラスの焼酎ですと2100円という銘柄が多い中、少し高めです。
でも、ここのところの焼酎ブームのおかげで、オークションなどで4万円で取引されているようで、異常としか言いようがありません。

当主の森さんも語られてますが、焼酎は庶民の酒です。
森伊蔵も庶民の焼酎なのです。
一杯2000円も出して飲む酒じゃありません。

私は、この味で一升2500円なら納得です。


森伊蔵を正規の値段で購入するならこちら。
  
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2005年07月15日

大信州 仕込6号 純米大吟醸おり酒

大信州仕込6号純米大吟醸おり酒日本に一本しかない酒。
とても貴重な酒に違いありません。

この「大信州 仕込6号 純米大吟醸おり酒」は、日本に一本しかない日本酒です。

府中市の「和食たか田」さんが、私達の宴会のために大信州さんに相談して出していただいた日本酒なんだそうです。
とてもありがたいことです。

なぜこの酒が「日本に一本しかない日本酒」と言えるのか。

この日本酒は、おり酒です。

通常の日本酒造りにおいて、もろみを目の細かい布で丁寧に漉した際、布では漉しきれない微細な麹と酵母などはタンクの底に沈殿します。

漉したお酒を静置し、おりを沈殿させその上澄みを取り出す「おり引き」を三回くらい繰り返し、おり引きを終えた上澄みが大吟醸となります。

そして、タンクの底にたまったおりの入ったお酒を「おり酒」と言います。

おり酒は少量しか取れません。
今回、大信州さんの6号タンクには、一本分のおり酒しか取れなかったそうなのです。

要するに、醸造年度平成16年の仕込6号タンクのおり酒は一本しかありません。

ということは、この日本酒は「日本に一本しかない日本酒」ということになるわけです。

大信州仕込6号純米大吟醸おり酒の札使用米は、ひとごこち。
精米歩合は50%。
日本酒度は+3。

飲んでみると、さわやかな甘さに微炭酸。
シードルみたいな感じの味わいです。
こりゃ美味い。
こんな日本酒、飲んだことありません。

飲んでいると、自然と顔がほころんでくるのは何故でしょう?

24人の宴会でしたから、あっという間に一升瓶が空になってしまいました。

もうこんなお酒が飲めないと思うと残念ですが、まあ酒は出会いですからね。

このような素晴らしい日本酒を用意してくださった、和食たか田の皆さんと大信州酒造の皆さんに感謝いたします。
本当にありがとうございました。


PHOTO : 府中市・和食 たか田
  
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Posted by suikyomushi at 23:59Comments(7)TrackBack(0)