2005年02月28日

酒香グラス

酒香グラス先日、「酒香グラス」というものを通信販売で購入しました。

手にとって見てみると、思ったより小ぶりで、ガラスが薄いです。
材質はセミクリスタル。
厚さ0.9mmだそうです。
値段以上に高級感を感じますね。

薄いグラスは、口を付けたときに気持ちがいいものです。
薄ければ薄いほど良いと言われます。
そういう意味ではとてもいいグラスだと思います。


グラスの底部の真中に突起があります。
これは、お酒全体を攪拌して、柔らかな香りを立ちやすくしているのだそうです。

昔、「THE BAR 月華」で同じようなグラスでモルトウイスキーを飲んだ記憶があります。
その時も「香りが立ちやすくなるグラス」との説明を聞きました。


東京優秀技能者・東京マイスターと呼ばれる職人さん達が、ひとつひとつ精魂込めて仕上げているのだそうで。
これが一つ1470円とは、ちょっと安い気がします。

モルトウイスキーのストレート、日本酒、焼酎などにピッタリのグラスですね。

いいグラスで飲むと、酒も美味しく感じるものです。
一日の終わりのちょっとした楽しみ。
そこに、いいグラスがあれば、より晩酌がいいものになる気がしています。

買って良かったと思います。


酒香グラスに興味のある方はこちらをどうぞ。





ネットの酒屋さんの中で、私が最も信頼する銘酒市川さんです。
  

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2005年02月27日

ダバダ火振

ダバダ火振栗焼酎「ダバダ火振」です。


ちょっと変わった名称ですが、「火振」とは、夜に松明(たいまつ)を振りかざして行う、日本最後の清流「四万十川」の伝統的鮎漁法「火振り漁」のこと。
そして、そのあたりに多く残る地名「駄場」からきているようです。


高知県大正町の特産が栗であることに目をつけ、焼酎として商品化を図ったのが、この「ダバダ火振」です。

酵母は、焼酎の酵母を用いず、日本酒の酵母を使い、米と麦で一次仕込。
次に、特産の栗を大量に使い二次仕込。
独特で大変贅沢な工程であると言えます。

風味付けに栗を使う一般の栗焼酎と違い、全体の50%が栗なんですね。


また、「低温蒸留」という独特の方法で、まろやかな味わいになるそうです。


目下大量生産が出来ないために、その旨さも相まって入手困難な状態になっています。

今回は、たまたま近くのスーパーの酒売り場で売っていたのを見つけて買いました。
「ダバダ火振」は、かなり前から入手困難な割にはプレミア価格になっていないので、購入しやすいですね。


今日はストレートでいただきました。

まろやかでやわらかい甘味。
そして、後味がとてもさわやかな印象です。

やっぱり何度飲んでも旨いですね。

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2005年02月26日

ハーベイ・ウォールバンガー HARVEY WALLBANGER

ハーベイ・ウォールバンガーちょっと長い名前のカクテル「ハーベイ・ウォールバンガー」です。

スクリュー・ドライバーというカクテルをご存知の方は多いと思います。
ウオツカにオレンジジュースを加えただけの大変シンプルなカクテルです。

スクリュー・ドライバーは「ねじ回し」のこと。
イランの油田で働いていたアメリカ人がウオツカにオレンジジュースを加えて混ぜるのに、ねじ回しを使ったことが由来と言われています。

口当たりがいいのは当たり前。
味はほとんどオレンジジュースですから。
昔はレディ・キラーと呼ばれたカクテルです。


さて、そのスクリュー・ドライバーにガリアーノというイタリア産のバニラ風味のリキュールをフロートさせると、ハーベイ・ウォールバンガーというカクテルになります。

この長い名前、由来には諸説あるようです。

まず、「ハーベイ」はガリアーノのセールスマンで、あちこちでスクリュー・ドライバーにガリアーノを入れてすすめて回って、自分でもそれを飲んで酔って頭を壁にぶつけていたからという説。

次に、カリフォルニアのサーファー「ハーベイ」が敗戦の失意を紛らすために飲んだカクテルだそうで、酔った彼があちこちぶつかり壁を叩いて回ったことから「壁叩きのハーベイ」と呼ばれ、名付けられたという説。
ハーベイが優勝して飲んでいたカクテルという説もあります。


このカクテル、ガリアーノ独特の甘さがオレンジジュースに合っていて、とてもさわやかな風味のカクテルです。

そんなに弱いカクテルでもないので、飲みすぎるとハーベイのように酔って壁をたたいて回ることになるかも。


レシピは簡単なので、自宅でも作れそうです。
でも難点が一つ。

ガリアーノのボトルが家庭での収納に向いていないこと。
何せ高さが40cm以上あるボトルなんですから。

ガリアーノ ←ガリアーノ




















PHOTO : 府中市・BAR American


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2005年02月25日

古いラベル

タカラビールラベル先日、府中の「和食たか田」さんにお邪魔した際、大変貴重なものを見せていただきました。

古いお酒のラベルです。

たか田の親父さんが、50年前くらいに集めていたものだそうです。
こんな良い状態で残っていることが奇跡に近いと思うんですが。

今でもあるお酒もあれば、全然名前を知らないものもあり、見ていて大変興味深いものでした。

これらのお酒については何も語る知識がないので、とりあえずラベルだけでもご覧下さい。










黄桜ラベル

古いラベル

松竹梅ラベル

ササ正宗ラベル

  
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2005年02月24日

トゥデイ TODDY

ホット・ブランデー・トゥデイ春一番も吹き、春の足音が聞えてきていますが、まだまだ寒い日も続きます。
そういう夜にはホットカクテルであたたまりましょう。

今日紹介するのは、「トゥデイ(TODDY)」というカクテル。
写真のカクテルは「ホット・ブランデー・トゥデイ」です。


トゥデイとは、ウイスキーやブランデーなどのスピリッツに砂糖を加えて甘味をつけ、お湯か水で割ったカクテルのことをいいます。
トゥデイにもいろいろな種類がありまして、ウイスキーやブランデー以外では、アップルジャックなんかで作ることもあります。


考案されたのは歴史がわからないほど古いのだそうで、一説にはアメリカ南部で飲み始められたと言われています。


ホット・ブランデー・トゥデイには、ブランデーと砂糖のほかにレモンが入ります。
お好みでクローブ、ナツメグ、シナモンなどを加えます。
香りがとてもいいので、アロマテラピー的な効果も期待できます。


自宅でも簡単に出来ますので、ウイスキーやブランデーが家にある方はお試しください。
グラスはくれぐれも耐熱用のものを使ってくださいね。


ホット・ブランデー・トゥデイ
レシピ:
 ブランデー 30ml〜60ml(お好みで)
 レモンスライス 一枚 または レモンジュース 2ティースプーン
 角砂糖 一個 または 砂糖 1ティースプーン
 熱湯 適量

作り方:
 温めておいた取っ手付きのタンブラーにブランデーを注ぎ、熱湯で満たして角砂糖とちょっと溶かし、レモンスライスを入れて出来上がり。


PHOTO : ホット・ブランデー・トゥデイ in 聖蹟桜ヶ丘・BAR unknown
  
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2005年02月23日

界芋焼酎「界」です。

「界」は、あの「魔王(白玉醸造)」を造った杜氏、前村貞夫さんが造った芋焼酎。
「Sho-Chu AUTHORITY汐留店」限定の焼酎です。

私は、汐留の「THE BAR 月華」でいただきました。

黒麹で仕込まれており、シラス台地の自然湧き水を使用し、竹炭濾過を行っています。

豊かな香りを持ちながら、とてもすっきりした爽やかな飲み口です。
当たりはとても柔らかいですが、なめらかな旨味がすっと入ってくる感じ。
ストレートかロックをおすすめしたいですね。


前村貞夫さんは、魔王の白玉醸造から東酒造に移り、「克」「龍宝」という焼酎を作って話題となっていますね。
こちらは、私はまだ飲んでいませんが、大変評判がいいようです。

それぞれ、まだ安価で入手できるようですので、魔王がお好きな方は飲んでみてはいかがでしょうか。


この「界」のボトル、銀座の夜景とピッタリマッチしていますね。


PHOTO : THE BAR 月華(汐留)


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女房酔わせてどうするつもり?

あのニッカのCMの名セリフが復活します。


1990年に、女優の中野良子さんが出演していた「ニッカ・オールモルト」のCM。

「女房酔わせてどうするつもり?」という名セリフがありました。

ちょっと酔った雰囲気で、声が上ずっていて、とても可愛らしいお色気。
いいCMでしたね。


あれから15年。
今回は、女優の石田ゆり子さんが起用されることになりました。

どんな「女房」が見られるのか、今から楽しみですね。
3月下旬にオンエアの予定なんだそうです。
  
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2005年02月22日

赤とんぼ

赤とんぼラベルに酒の名前が書いていない、ちょっとユニークな日本酒、「赤とんぼ」です。

神奈川県海老名市の泉橋酒造は、日本でも珍しい「日本酒のドメーヌ」を目指す蔵元です。

ドメーヌとは、領地を表すフランス語。
自らぶどうを栽培して、そのぶどうからワインを造る醸造所のことをドメーヌと言います。

日本酒では、米も酒も造っている蔵元はほとんどありません。
ワインを造っている農家の方からみると、日本は変わっていると思われているかもしれませんね。


泉橋酒造では、自営田と契約栽培田を合わせて15haあり、そこで酒造好適米を栽培しています。

一般の方も参加する田植えや稲刈りのイベントまでやっているそうで、自分が手がけた米で造られた日本酒はまた格別でしょうね。


「赤とんぼ」は、この蔵のシンボルマークでもあり、健康的な酒米の栽培の象徴なんだそうです。
そして、この「赤とんぼ 槽場中取り直詰め」という日本酒、年一回の出荷で、たった200本限定です。

「ほとんど酸素に触れない、生まれたままのピチピチのお酒」なんだそうで。


先日、「赤とんぼ」を飲む機会がありました。
飲んでみると、とてもさわやかな味わい。

すっきりしていますが、決して辛口ではなく、いい甘味がバランスよく感じられます。

これは旨いです。


自ら米を栽培し、その米で酒造り。
素敵ですね。
泉橋酒造さんには、これからも頑張っていただきたいです。


PHOTO : 府中市・和食たか田


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2005年02月21日

ディサローノ・アマレット

ディサローノ・アマレットイタリア産リキュール「ディサローノ・アマレット」です。

世界で500種以上もあると言われるアマレット・リキュールの元祖です。
アメリカの一流ホテルやバーではトップクラスの指名率を誇ります。

その歴史は古く、話は500年前にさかのぼります。ルネッサンス期のイタリア・ミラノ地方サローノ村に、教会の聖堂に壁画を書くためにやって来た画家が、マリア様のモデルに選んだ女性と恋に落ち、その女性が心をこめて造ったリキュールを画家に贈りました。

これがアマレットの起源と言われています。

そして19世紀初頭、サローノ村で食料品店を経営していたカルロ・ドミニコ・レイナがこのレシピを買い取り復元しました。
当時のミラノ地方の銘菓であるアーモンドクッキー「アマレッティ」に香りが似ていることから、このお酒は「アマレット」と名付けられました。

さて、このアマレット、アーモンドの香りがしますが、実は主原料は杏(あんず)の核、いわゆる「杏仁」です。
そう、杏仁豆腐を作る時と同じ材料なんです。

これをブランデーに配合し、17種類の薬草エキスとブレンド。
長い熟成の後に完成します。
詳しいレシピは門外不出とされています。

「ディサローノ・アマレット」は、他のアマレットと区別するために「サローノのアマレット」という意味で付けられています。

ゴッドファーザーこちらは「ゴッドファーザー」というカクテル。
スコッチ・ウイスキーにアマレットを加えたものです。

ウオツカにアマレットを加えると「ゴッドマザー」、ブランデーにアマレットを加えると「フレンチ・コネクション」というカクテルになります。

個人的には、アマレットのジンジャーエール割りが好きですね。
アイスクリームにかけても美味しいですよ。


PHOTO : God Father in 府中市・CHOT BAR


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2005年02月20日

当たっちゃいました

MALTS箱今日、家に帰ったら、サントリーさんから荷物が届いてました。

見てみると、モルツの四水系全てのビールセットでした。

以前懸賞に応募したのが当選したみたいです。

これは早速飲み比べしないと。
今から楽しみです。


MALTS四水系飲み比べの感想は、後日書きますね。
  
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2005年02月19日

ベリーニ BELLINI

ベリーニカクテル「ベリーニ」を語る上で忘れてはならないのが「ハリーズ・バー」という名のレストランバーです。


ハリーズ・バーは、1931年5月13日イタリアのヴェネチアに開店。

ハリーズ・バーの創業者であるジュゼッペ・チプリアーニは、ホテル・ヨーロッパのバーで働いていました。
その時、借金に苦しんでいた友人ハリー・ピッカーリングにお金を貸し、そのおかげで彼はアメリカに帰ることが出来ました。

その2年後に、ピッカーリングはチプリアーニに借りたお金を返済し、今度は彼がチプリアーニがバーをはじめる手助けをしたのです。
こうしてチプリアーニとピッカーリングの二人の友情でハリーズ・バーはオープンし、あっという間に有名になりました。

その理由は、チプリアーニが創作した素晴らしいカクテルやサンドイッチが当時の有名人やセレブに気に入られたこと、そして何よりも店の雰囲気とゲストへのホスピタリティが、多くのゲストを魅了したと言われています。
ハリーズ・バーのサービスの精神は「何よりも愛」なんだそうです。

文豪ヘミングウェイもハリーズ・バーを愛した一人。
彼がヴェネチアに来るたびに、ハリーズ・バーの角のテーブルが彼のためにリザーブされたという有名な話もあるほどです。

また、イタリア料理の定番、「カルパッチョ」も実はチプリアーニの創作した料理です。


そして、今回取り上げたベリーニもチプリアーニが作り出したカクテル。

ヴェネチア出身の画家ジョヴァンニ・ベリーニにちなんでネーミングされたこのカクテル、1940年代後半、ヴェネチアでベリーニの回顧展が開催されたとき、ベリーニのファンだったチプリアーニが考案しました。


ベースは、イタリアのスパークリングワイン「プロセッコ」。
日本で作る場合は、シャンパンやカバが使われることが多いです。

まず、ピーチ・ネクターとグレナデン・シロップを加え、ステア。
そして、冷やしたプロセッコを加えて出来上がり。

ピーチ・ネクターの代わりに、フレッシュの白桃を使うともっと美味しくなります。
秋におすすめしたいカクテルですね。


ヴェネチアを訪れた際には、ハリーズ・バーには是非行ってみたいものです。


PHOTO : 府中市・BAR American
  
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2005年02月18日

常徳屋 道中

常徳屋 道中大分の麦焼酎「常徳屋・道中」です。

先日入手しましたので飲んでみました。
今回は、ストレートとお湯割りで。

まず、ストレートで飲んでみました。
味と香りは「兼八」に似ていると思います。
後味に、品の良いブラックチョコレートを食べた後の余韻のようなものが残ります。
でも、香りとコクは兼八よりも若干優しい感じがします。

次に、お湯割り。
麦チョコのようないい香りが立ちますね。
ふんわりした甘さもあって、とてもいい感じです。


「常徳屋・道中」は、大分県宇佐平野で収穫された六条大麦=はだか麦(ぼうず麦。通称、道中)を原料に、蔵元百年の技術を駆使し丹精こめて醸した麦焼酎。
ほとんど無濾過の状態で丁寧に作られているのだそうです。

常徳屋・道中、兼八に勝るとも劣らない素晴らしい焼酎だと思います。
もしかしたら、兼八と同様に将来入手困難になってしまうかも。


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2005年02月17日

LONGMORN 1973 BLACKADDER LOWCASK ロングモーン 1973 ブラックアダー・ロウカスク

LONGMORN 1973 BLACKADDER LOWCASK今日は、ちょっと変わったモルトの紹介です。

初めてこのお酒を飲んだときのお話。

ちょっと変わったモルトが飲みたいと思い、聖蹟桜ヶ丘・BAR unknown のバーマン、佐々木さんにお願いしたところ、ものすごく黒いモルトが出てきました。

ボトルの下にはオリが見え、佐々木さん曰く、

「ウチでは『めんつゆ』と呼んでます」

とおっしゃるくらい、どす黒い。

飲んでみると、まず焦げた香り。
とってもオイリーな風味。
そして、深いコク。
長いフィニッシュ。

何だか不思議な感じのモルトでした。


BLACKADDER社は、1995年創業の新鋭のボトラーです。

「ブラックアダー・ロウカスク・シリーズ」は、面白いコンセプトで造られています。

それは、『樽の中身をオリ(沈殿物)もいっしょに、そのままボトリングすること』。

樽の中のウイスキーをオリごと一度タンクに移し、攪拌してオリを均一にした状態でボトリングするんだそうです。
普通、不純物は取り除くものなんですけどね。

カラメル着色もしない、全てカスクストレングス。
除去するのは樽由来の大きな木片だけ。
ボトルの底には小さな木片が沈殿しています。
普通のウイスキーを飲みなれた方なら、このボトルを見たらびっくりするでしょう。

このコンセプトによってボトリングされたウイスキーは、通常のボトリングでは取り除かれてしまうウイスキーが本来もっている多くの香りやフレーバーを楽しむことが出来るのだとか。

樽を自宅に持ちこむ以外では、これ以上ない最もシンプルで究極のウイスキーかもしれませんね。
2001年の暮れから日本でも販売されるようになりました。


ブラックアダー・ロウカスクのシリーズは、いろいろな蒸留所のボトルがあるようなので、ちょっと変わったウイスキーを飲んでみたい方、見つけたら是非お試しを。


PHOTO : 聖蹟桜ヶ丘・BAR unknown
  
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2005年02月16日

真鶴

真鶴小さな山小屋の蔵・萬膳酒造で造られる、年一回出荷の限定品「真鶴」です。

萬膳酒造と言えば、黒麹の「萬膳」、黄麹の「萬膳庵」が有名ですが、この「真鶴」、実は平成14年に復活した銘柄なのです。


萬膳酒造は、大正11年(1922年)に創業しました。

先代蔵元が若くして急死され、現社長が平成11年に蔵の再興を果たすまでの30年間、焼酎造りは中断されていました。
その間、「真鶴」は委託製造されていた時期もありました。
それを昔ながらの製法で復活させたのです。


裏ラベルには、このように書かれています。

 霧島山中深くは、天然の山女魚をも育む渓流『手篭川』の
 辺に四季折々の自然との調和、共存を願い、僅かばかりの
 木立を拓いた小さな小さな蔵が萬膳蔵です。
 自然の恵みの感謝を忘れず地元霧島産こだわりの厳選素材
 だけを用い、『手造り麹』『かめ壺仕込み』『木樽蒸留』
 で黒瀬杜氏の卓越した技で醸しました。
 この度、33年の時を経て、山小屋の蔵より『真鶴』を復活
 致しました。
 皆様に愛され、世に飛び立つことを心よりお願い申し上げ
 ます。

                 合掌・蔵主・萬膳利弘


先の二銘柄とは違う「白麹仕込み」です。

ロックで飲んでみると、味がしっかりしていてやわらかい甘味もあります。
うまいです。

ところが、お湯割りで飲んでみて、その印象をはるかに上回る旨味。
それにバランスがとてもいいと感じました。
ロックより、お湯割りのほうをおすすめしたいと思います。


小さな山小屋の蔵の自信作。
これは飲まなければ後悔します。


PHOTO : 新宿・歌舞伎町 焼酎BAR えんぜる
  
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2005年02月15日

ホッピー

ホッピー今日はちょっと変わった話題で。

「ホッピー」という飲み物を知っていますか?
年配の方でお酒を飲まれる方は、よくご存知でしょう。

「ホッピー」は、麦酒様清涼飲料水と言いまして、いわゆるビールテーストの清涼飲料水です。
アルコール度数は0.8%で、法律上お酒ではありません。


ホッピーは、1948年に「本物のホップを使った本物のノンビア」という触れ込みで開発され、昔ビールが高嶺の花だったころ、ホッピーはビールの代用品として人々に受け入れられ爆発的に売れたんだそうです。
「焼酎割り飲料・ホッピー」としての飲み方も、この当時に生まれたようです。

「焼酎70ml+ホッピー適量」というレシピがスタンダード。
焼酎を少なめにすることで、ライトな感じにもなります。


このホッピーの売りの一つは、プリン体がゼロであること。
ビールにプリン体が入っていることは知られていますが、このプリン体、たくさん取りすぎてしまうと尿酸値が上がり、痛風になってしまいます。
プリン体はうまみ成分であるため、たくさんの美味しい食材に含まれていますね。

ですから、健康診断で尿酸値が高いと言われたビール好きの方にはおすすめですね。

さらにホッピーは、ローカロリー、低糖度と、最近の健康ブームにはうってつけです。
実は、私も時々飲んでいます。


ホッピーを購入する(楽天・会津うまい物発見店)


  
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2005年02月14日

大信州 掟破り

大信州 大吟醸掟破り私が大好きな蔵「大信州」から、とんでもない酒が出ました。

その名も「掟破り」。

何とも日本酒らしくない名前ですが、今となれば迫力さえ感じさせるネーミングです。


このお酒、大信州の特約店約250店舗のうち、たった8店舗にしか出ていないものなのです。


大信州は、CMや雑誌などのメディアを通じた宣伝をしていません。
しかし、大信州を一生懸命応援してくれる酒屋さんなどのおかげもあり、飲んでくださる方が「大信州はいい」と、隣から隣へ言って下さったことで、もう既に新規では取れない状態になってしまっています。

そんな酒屋さんの中でも、大信州のことを非常に大切にしてくれる上位8店に、大信州さんが「何かお礼をしたい」ということから、「いい酒をこしらえよう」ということなったのだそうです。


それにあたって、大信州さんは考えました。

鑑評会に出すのと同じ仕様、かつ大信州らしさ残すお酒。
ところが、鑑評会に出すお酒と一緒では面白くない。

実は、鑑評会に出すお酒は確かにすごいらしいのですが、ちょっと異次元な酒なんだそうです。

そこで、お店の方にわかりやすくしよう、飲んでいただく方に「これはすごい」とわかってもらえるお酒にしようということになったそうなんです。


そして、酒が出来上がり、その8店にサンプルを送りました。

すると、各店から、

「これはすごい」
「いいんじゃないの」

という声が次々と上がり、

「こんなにいい酒だったら、酒屋さんとして、酒の売り手として、どこに出しても恥ずかしくない」

と言っていただけたそうです。


そこで、このお酒にどんな名前を付けようかと8店で考えた結果、はじめてこういうことをしてくれたし、「今までに無い酒、掟を破った、殻を破った酒」という意味で『掟破り』という名前はどうか、と大信州に打診をしたそうです。

大信州では、今までそのような名前を付けたことがない、ということで渋ったそうなんですが、酒店の皆さんが、「我々が責任を持って売る」ということで、押し切ってしまったそうです。


さて、この「掟破り」、その特約店の上位8店にも数ケースしか入荷しない貴重な酒です。

もし、見かけることがあったら、どうぞそのお店のご主人に「掟破り」のお話をうかがってみてください。


もしかしたら、このお酒は二度と飲めない「幻の酒」になってしまうかもしれません。

お酒に対する情熱と、感謝の気持ちが伝わる、とてもいいお話だと思います。


PHOTO : 大信州 大吟醸「掟破り」 IN 府中市・和食たか田
(米・山田錦 精米歩合35% 日本酒度+5)


この酒を購入する(楽天・酒の名槌屋)




  
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2005年02月13日

ラスティー・ネール

ラスティー・ネール「ラスティー・ネール」とは、「錆びた釘」と意味します。
俗語で「古めかしい飲み物」を指すらしいのですが、このラスティーネール自体は、第二次世界大戦後に作られた比較的新しいカクテルのようです。

レシピは、スコッチウイスキーに「ドランブイ」というウイスキー・リキュールを加えてステアする、大変シンプルなものです。

「ドランブイ」は、ゲール語で「満足の酒」という意味。

スコットランドのスチュワート王家の秘蔵の酒と言われ、マッキノン一族の献身的な忠誠に対して、王家がドランブイの秘法を送ったとされています。
そして、マッキノン家が1906年に商品化しました。

熟成15年以上のハイランド・モルトを中心に約40種のスコッチ、各種ハーブ、蜂蜜などをブレンドした、大変贅沢なリキュールなのです。

また、ドランブイと言えば、映画「カサブランカ」で知られる、ハンフリー・ボガード。
彼は、マティーニとドランブイが好きなことで有名です。

彼の行き付けのバーでは、ドランブイの減り具合で旅に出ているかどうかがわかるという話があったくらい。

ドランブイドランブイをそのまま飲みますと、大変甘いため飽きてしまうかもしれませんが、スコッチウイスキーと合わせると、とても飲みやすくなります。

この日は、私が大好きなブレンデッド・ウイスキーである「ザ・フェイマス・グラウス」で作ってもらいました。

いろいろなスコッチ・ウイスキーで味の違いを楽しめるのも、このラスティー・ネールのいいところ。
世に出ているスコッチ・ウイスキーの数を考えてみると、想像出来ないくらいに豊富なバリエーションを持つカクテルということになりますね。

あなたの好きなウイスキーで作るラスティー・ネール。
自分だけのレシピがあったら素敵ですよね。


PHOTO : ラスティー・ネール、ザ・フェイマス・グラウス & ドランブイ in 府中市・CHOT BAR


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2005年02月12日

壱岐

壱岐「むぎ焼酎 壱岐」です。

長崎県壱岐島は、福岡市の沖合56キロの玄海灘に浮かぶ島。
実は、壱岐島は麦焼酎発祥の地です。
江戸時代中期から麦焼酎造りが行われていたとのことです。

「むぎ焼酎 壱岐」をはじめとする壱岐島の焼酎は、平成7年にWTO(世界貿易機関)から麦焼酎の原産地としての呼称を認定されました。
どういうことかと言いますと、壱岐焼酎と同じ作り方をしても「壱岐焼酎」を名乗れるのは壱岐島で作られた焼酎だけ、ということです。
酒類で他に認定されているものと言えば、シャンパーニュ、スコッチ、コニャック、シャブリなどがあります。

これがどれほどの価値を産むか、想像は容易でしょう。
壱岐焼酎は世界に認められた酒なのです。


壱岐焼酎は「むぎ焼酎」の名の通り麦が主原料でありますが、麹作りは米ですので、表記上「麦・米麹」となっています。
材料比率は麦2:米1。
この米の量の多さが、他の麦焼酎との大きな違いとなっています。


ロックで飲んでみますと、何とも言えない甘味がありますね。
どうも米麹による甘味らしいのですが、他に表現が見つからない甘味です。
麦の香りはそれほど感じられません。
とてもスッキリ飲める焼酎です。
お湯割りだと麦の香りが立つようですね。


玄海酒造では、貯蔵方法などを工夫した数々の製品が出ています。
中には、スペインでシェリーに使用したホワイトオーク樽で貯蔵・熟成させたものもあるらしく、興味を惹かれます。
今度はそんなタイプの焼酎も試してみたいですね。


PHOTO : 新宿・焼酎BAR えんぜる


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伯楽星 純米吟醸

伯楽星「伯楽星・純米吟醸」です。

伯楽星は、宮城県の新澤醸造店のお酒。
若き蔵元兼杜氏、新澤巌夫さんが造るお酒です。

この「伯楽星・純米吟醸」、酒のテーマは『究極の三杯目』。
酒の作り手として、そもそもこういう発想は非常に珍しいでしょう。

新澤さんは、東京農大醸造学科博士号を取得され、この小さな酒蔵の蔵元になられました。
元々、先代が営んでいた酒蔵を継いだわけですが、経営は思わしくなく、酒造りをやめようと思っていた父親を説得して、自ら杜氏になり酒を造っています。

この新澤さん、蔵から酒販店に発送する際に、蔵から酒販店までの距離などを計算して、ある店には常温のまま発送したり、別な店にはクール便で送ったり、さらに、酒販店に到着してからの温度管理を詳細に指示するなど、通常の日本酒の常識からは考えにくいようなことをどんどんやっているようです。

さすがは博士号を取った方だな、と言ったところでしょうか。

そして、この「伯楽星・純米吟醸」なのですが、「究極の三杯目」とはどういうことなのかと言いますと、酔ってからさらに美味しく感じることを狙っているのだそうです。
飲み口はとてもさわやかで、少しの酸味もあって、そのバランスが非常にいいんです。

今では、府中市「和食 たか田」さんで飲むときは、三杯目に「伯楽星・純米吟醸」を自然と注文してしまっています。

宮城の小さな酒蔵が、酒造りの情熱を持って出してきたこのお酒。
もし見つけたら、一杯目ではなく「三杯目」に注文してみてください。


PHOTO : 伯楽星・純米吟醸 in 府中市・和食たか田
(米:蔵の華 精米歩合55% 日本酒度+3)


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2005年02月11日

ジャマイカ・マティーニ

ジャマイカ・マティーニジャマイカ・マティーニは、銀座「MORI BAR」のオーナーバーテンダー、毛利隆雄氏のオリジナルカクテル。

ハバナ・クラブ7年を60ml、ドンゾイノ・フィノを1tsp、オレンジ・ビターを1dash、これらをステアしてロックグラスに注ぎます。
最後にレモンピールで仕上げ。

聖蹟桜ヶ丘にある「BAR unknown」に立ち寄ると、必ずと言っていいほどこのカクテルを注文します。


「BAR unknown」の川島恭子さんは「MORI BAR」で修行され、6年前に「BAR unknown」を開店されました。
毛利さんについていろいろなお話を伺いましたが、その人柄を慕っている方が多いのは、お話を聞いてよくわかります。


ジャマイカ・マティーニは、ホワイトラムで作られたりしているようですが、オリジナルレシピの味はハバナ・クラブ7年でなければ出せないと言われています。

シガーとの相性もなかなかのようです。
シガー好きの方にもおすすめしたいですね。
  
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2005年02月10日

森伊蔵インターネット抽選販売

森伊蔵のインターネット抽選販売が行われています。
今日から受付開始で、締め切りは2月28日。


このサイトでは、今回の抽選でもう最後のようですね。
安価で森伊蔵を手に入れる数少ないチャンスですので、欲しい方は申し込んでみてはいかがでしょうか。


ちなみに、森伊蔵酒造のサイトでは、通常の抽選販売の案内もしていますので、欲しい方はチャレンジしてみてください。


森伊蔵については、いずれ書きます。
まあ、私が書く必要はないのかもしれないですが。
  続きを読む
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今日のランチ

チキンコントワールチキンコントワールは、コントワールのオリジナル料理。

チキンカツにトマトソースをかけ、その上にチーズを乗せてオーブンで焼きます。
焼きあがったら、デミグラスソースをかけて出来上がり。

ボリュームもありますが、何よりうまい。
それぞれのソースのコンビネーションと、チキンの旨味がピッタリマッチしてます。

本来はランチでの料理ではないので、混雑時は注文出来ませんが、夜の部ならいつでも大丈夫。
一度ご賞味ください。


PHOTO : チキンコントワール IN 府中市・コントワール  
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2005年02月09日

オールド・プルトニー12年 OLD PULTENEY 12y

オールド・プルトニーハイランドモルト「オールド・プルトニー」です。

ハイランドの最北端にある蒸留所で、オークニー島を除けばスコットランドで最も北にある蒸留所ということになります。

潮の香りも若干あり、それなりにしっかりした味です。
潮の香りを持っているのは、アイランズモルトの特長を併せ持っているということなのでしょう。
とてもいいモルトだと思います。


さて、今日このモルトを取り上げたのは、ちょっとした面白いエピソードを紹介するためです。

ウイスキーを語る上で「ブレンダー」という仕事を外すことは出来ません。
ブレンダーは、いわゆるブレンデッド・ウイスキーを造る責任者のようなものです。

このブレンダーという職業、鼻が良くないと勤まりません。
ブレンダーは、ウイスキーを飲んで調べることはせず、すべて「ノージング」と言われる作業、要するに鼻だけで作業を行うんです。
数十種類のウイスキーを全部飲んでいたら、酔っ払ってしまって仕事にならないでしょうし。

ブレンダーの仕事は、酒をブレンドするだけでありません。
数百ものモルトの樽の品質管理も大切な仕事です。


そこで、バランタインの先代のマスターブレンダー、ジャック・ガウディ氏の登場です。

この方、ものすごい逸話の持ち主なのです。


プルトニーは長い間、有名なブレンデッド・ウイスキー、「バランタイン」の7つのモルトのうちの一つでした。

ある日、ジャック・ガウディは、プルトニー蒸留所のモルトをノージングしていたとき、ある種の草のアロマを嗅ぎ当てました。
ウイスキーに草のような香りは珍しくないのですが、その匂いはもっと特殊なものでした。

ほのかな甘味、ピートの香り、海岸の潮の香り。
確かにプルトニー蒸留所の特長は備えていました。
しかし、確かにどこか違う。

ジャックは、電話で当時のバランタインの社長に報告します。

社長は、プルトニー蒸留所の品質管理の厳格さをよく知っており、いくら伝説のブレンダーの言葉でも信じることは出来ませんでした。

しかし、ジャックには確信がありました。

「プルトニーにはサクラソウが入り込んでいる」と。

ナンバーワンブレンダーとしての彼の誇りが、この謎を放置することは出来ず、ジャックは自分の頭の中の何千という記憶の中の「あり得ない香り」の中にこのサクラソウを加え、この謎を追及することにしたんです。


そして、調査チームが結成され、プルトニー蒸留所付近を調べたがサクラソウは発見されず。
そこで、チームは最後に蒸留所の水源を調べてみることに。

そしてとうとう、ヘンブリッグス湖から蒸留所に通じる水路でサクラソウの群生を発見したのです。


ブレンダーの鼻ってすごいですね。
そして、優秀なブレンダーがいるから、我々も美味しくお酒がいただけるというものです。

今日の酒の肴に、このお話いかがですか?


このお話、「酒コミック BAR レモンハート第16巻」とBAR American のバーマン・古川さんのお話を参考にさせていただきました。


PHOTO : 府中市・BAR American



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2005年02月08日

口の中で造るカクテル

ニコラシカその代表的なのは「ニコラシカ」。

ブランデーを小さめのリキュールグラスに注ぎ、その上にレモンスライスを乗せ、さらに砂糖を盛り付ける。

飲み方は、まず砂糖をレモンでくるみ、レモンを絞るようにして頬張る。
甘味が出てきたら、残っているブランデーを一気に流し込む。
味はサイドカーのような味だそうです。

どこかのバーでは、毎晩のようにこのカクテルが出ているようですが…。

もちろん、強い酒の一気飲みなわけですから、飲みすぎに注意しましょう。


ある小説で見かけたのは、ウオツカの瓶から酒をそのまま口に流し込み、そのあとトニックウオーターをチェイサーで飲んでいた人がいたそうです。

隣の客が一言。

「あんたのウオツカ・トニックはそうやるんですか」

(ジェイムズ・クラムリ著 小泉喜美子訳『さらば甘き口付け』ハセガワ文庫より)


そう言えば、以前ジンロのCMで、ジンロのボトルとソーダ瓶を同時に持ち、酒とソーダを口へ一気に流し込み、さらに口の上でレモンを搾って、頭をシェイクしていたのをやってました。

なかなかユーモラスなCMでお気に入りでしたね。


PHOTO : ニコラシカ IN 府中市・CHOT BAR
  
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2005年02月07日

黒麹仕込 佐藤

佐藤・黒今では有名すぎるほど有名な「黒麹仕込・佐藤」です。

今更私が語る必要もない焼酎だと思うのですが、最近久々に飲む機会があり、せっかく写真も撮ったので、書いてみることにしました。


この「佐藤・黒」を初めて飲んだとき、私は焼酎に関しては初心者で、黒麹と白麹の存在すら知らずに、メニューにある名前の通った焼酎を片っ端から飲んでいました。

その当時、どちらかと言えば「佐藤・黒」は好きではありませんでしたね。
焼酎の味がわからないまま、何でもロックで飲んでいましたし。


ところが、いろいろな焼酎を飲んでいくうちに、芋焼酎の独特の香りやクセにも慣れて、それが心地よくなってきたところに、また「佐藤・黒」を飲む機会があったのです。

その時、「なぜこの焼酎を美味しくないと感じていたのか」と、自分の舌を疑った記憶があります。


よく味わってみると、とても穏やかなのだけれども、しっかりとした香りと旨み。
聞いた話によると、この佐藤の旨さの秘密は「仕込み水」なんだそうです。
霧島山系の超軟水が蔵の財産なのだそうで。


「佐藤」には白麹仕込もあります。
こちらも今では私が大好きな焼酎の一つ。

黒麹仕込に比べて口当たりがなめらかで、特にお湯割りがおすすめ。
スルスルと喉を通っていきます。


「佐藤」はなかなか入手が困難な焼酎の一本になってしまっていますが、この素敵なデザインのラベルを見かけたら、迷わず飲んでみましょう。

きっと至福のひとときが待ってますから。


この「佐藤」をいただいたのは、新宿三丁目にある「綾桜」さんでした。
お刺身をはじめとする料理が大変美味しかったです。
焼酎の品揃えもなかなかのものです。
  
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2005年02月06日

相良兵六

相良兵六「相良兵六」は、まだ全国的には知られていない焼酎だと思います。

『焼酎BAR えんぜる』(新宿・歌舞伎町)の小宮店長が、「一本紹介したい、いい焼酎がありますよ」と言って出してくれました。

黒麹仕込で、無濾過です。
ネットで調べたところによりますと、昨年の11月に酒質を大きくリニューアルしたそうです。
何しろ、蔵の威信を賭けての発売だそうですから。


ロックで飲んでみましたが、とても美味い。
口当たりはスッキリなめらか。
しかし、芋の甘味がしっかりあります。


値段を聞いてさらに驚きました。
一升で二千円程度だそうです。

この味でこの値段。
コストパフォーマンスは大変優れています。
地元ではこういうお酒が飲まれているんでしょうね。

今度はお湯割りを試してみたいです。


鹿児島の方言で、晩酌の事を「ダレヤメ」といいます。
「ダレ」は「疲れ」のこと、「ヤメ」は「止める」の意味。
一日の労働の疲れを癒すことから来ているのだそうです。

この相良兵六、まさに「ダレヤメ」の逸品と紹介されています。


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2005年02月05日

コントワール

コントワール・チキン照焼洋風手作り料理の店・コントワールです。

実は、私はここに毎週通ってます。
自宅から近いというのもあるでしょうが、週のどこかでここの料理を食べないと物足りないみたいです。

通い始めて2年くらいになりますが、美味しくて飽きの来ない味で、いろいろな方にお店を薦めて喜んでいただいています。

席はすべてカウンターのみで10席。
マスターが一人で営業しています。
カウンターの中でマスターが調理をする姿を見ながらの食事というのもなかなか楽しいものです。


コントワール・ピクルスのポークロールメニューはバラエティに富んでいますが、黒板に書いてあるものだけでなく、材料さえあれば何でも作ってくれるのもこのお店のいいところ。

いろいろな料理をいただきましたが、ここで食べたことがその料理の先入観を吹っ飛ばしてしまったことも数知れず。

「きっとまだ私が食べてないものがあるはず」と思いながら、また来週も訪れることでしょう。


上の写真は「チキンのガーリック照焼」、下の写真は「ピクルスのポークロール」です。
どちらもとても美味しかった。


「何がおすすめですか?」と私に聞かれても、「全部」としか言えないですから。

あ、一つありました。

「マスターの人柄」。


  
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2005年02月04日

ソルティ・ドッグ

ソルティ・ドッグソルティ・ドッグは、現在も大変人気のカクテルですね。

花崎一夫監修「ザ・ベスト・カクテル」によりますと、元々ソルティ・ドッグはジンとライム・ジュースとひとさじの塩をシェイクする、ソルティ・ドッグ・コリンズのバリエーションとして生まれたカクテルだそうです。

名前のソルティ・ドッグとは、イギリス船で甲板員を指すスラングだとか。
また、ソルティ・ドッグがウオツカベースになったのは、第二次世界大戦後アメリカでウオツカがブームになってから。
アメリカ西海岸で大流行したそうです。


ソルティ・ドッグの味の決め手は、何と言ってもグレープフルーツジュース。
出来れば、生グレープフルーツを搾って造りたいですね。
これを飲むと、普通のジュースで造ったものは飲めなくなります。
それほどはっきりと違いが出るんです。


スノースタイルが上手に出来ない方へアドバイス。
塩は、マルガリータソルトを使ってみましょう。
一般に調味料として売られている食塩に比べて粒が粗いため、割と簡単にきれいなスノースタイルを作ることが出来ます。
一個400円程度で市販されていますのでお試しください。


さて、ソルティ・ドッグから塩を取ってしまうと、テールレス・ドッグ、ブルドッグ、グレイハウンドなどと呼ばれるカクテルになります。
ブルドッグは、スクリュードライバーをジンジャーエールで割ったカクテルを指す場合もあるようです。


美味しそうなグレープフルーツが手に入ったら、これで決まりですね。
  
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2005年02月03日

御神酒 国府鶴

御神酒 国府鶴今年、大厄となる私は、先日近所にある「大国魂神社」に厄除祈願に行ってまいりました。

その際、参拝の帰りにいただいたものの中に「御神酒(おみき)」が入っていました。


大国魂神社の御神酒は、神社の近くの旧甲州街道と府中街道の交差点にある「中久本店(野口酒造店)」の「国府鶴」。
ここの六代目当主だった野口忠直氏は、現府中市長。
府中屈指の旧家でもあります。


お神酒が入っていた箱には、以下のような文言が書いてありました。


 この御神酒は、ご神前にお供えした神饌です。
 皆さまにおさがりとしておわかちいたします。
 ご家族皆様でお召し上がり、神様のご加護のもと健やかに心豊かに、
 ご家族円満にお過ごしくださいますようにお祈り申し上げます。


はい、おっしゃるとおりです。
大厄の今年、何事もありませんように。
  
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2005年02月02日

れんと

れんと黒糖焼酎「れんと」です。

黒糖焼酎は、ほんのりした甘さがありますが、糖分はゼロ。
焼酎はアルカリ飲料であり、しかも最近の研究で焼酎に含まれる諸成分が血栓を溶かすことがわかっており、その効果はワインの2倍あると言いますから、今の健康ブームには持って来いの酒でしょう。

本来、黒糖を原料にした蒸留酒は酒税法上「焼酎類」ではなく、「スピリッツ類」(ジン、ラム酒など)に属します。
スピリッツ類の方が税率は高くなっています。

黒糖を使った蒸留酒と言えば「ラム」ですが、原料は同じでも税法上は別なお酒なのです。
それは、昭和28年に奄美諸島がアメリカから返還された際、奄美の主要農産物であるさとうきびからとれる黒糖で焼酎造りを行っていた実績が評価され、黒糖を原料にしての酒類の製造は、酒税法で奄美群島だけに認められたためです。

黒糖焼酎は他の本格焼酎と同じ様に米麹と水で一次モロミを仕込み、酵母を育てて黒糖を加えて発酵させます。
また、麹はクエン酸を生成し、雑菌の活動を抑えて不純物の生成を食い止めるため、黒糖焼酎はラムよりもすっきりした味となるそうです。

さて、今回取り上げた「れんと」ですが、女性杜氏が造っているのも話題ですが、国際特許である「音響熟成焼酎」というのも注目です。
貯蔵タンクに一定の(クラシック音楽)音響振動を3ヶ月間加えて熟成を促すといった製法で、常に揺るやかな振動を与え分子を小さくすることでまろやかになるんだそうです。

奄美大島で一番高い山「湯湾岳」の清涼な自然名水を使用、原料にもこだわってます。

ロックで飲んでみましたが、透明感を感じるくらいスッキリしており、黒糖焼酎独特のやわらかい甘味もあります。

「れんと(Lento)」は音楽記号で「ゆるやかに、ゆっくりと」という意味があります。
ゆるやかに、ゆっくりと熟成していく姿が目に浮かぶようですね。

淡いブルーのボトルは地元宇検村の空と海をイメージしたものだそうです。
この風味とボトルは、イメージが重なるようですね。

とても美味しくいただきました。


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