2005年01月31日

ブラントン Blanton's

ブラントンブラントンは、バーボンウイスキーを代表する銘柄。
私が好きなバーボン3本のうちの一本です。

ちょっと変わった形のボトルに、馬の形のキャップ。
一度見たら忘れられないデザインですね。


ブラントンがどんなに素晴らしいバーボンかということは、宝酒造のホームページをご覧いただくとして、このブラントン、面白いキャンペーンを行っています。

キャップには、騎手が乗ったサラブレッドが疾走している姿が表現されていますが、このキャップ、全部で8種類あります。
サラブレッドの足元のところにアルファベットが書いてあり、全種類集めると「BLANTONS」のスペルが完成します。

そして、全てを集めたとき、サラブレッドが疾走している姿が連続写真のようにつながっていることがわかるでしょう。

とても素敵なキャンペーンですね。
そのキャンペーンが完成した状態が、上に紹介した写真なのです。


6年前、私はアメリカに旅行した際に、ケンタッキー州のフランクフォートにあるエイシェントエイジ蒸留所(現バッファロートレース蒸留所)を訪問しました。
その際、ブラントンが貯蔵してある倉庫に入れていただき、とても感激した記憶があります。


プラントンのラベルは一枚一枚手書きで書き込まれます。
すなわち、ひとつとして同じラベルはありません。
それは、すべての工程を手作業で行うその証なのです。


PHOTO : Blanton's IN 府中市・BAR American


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2005年01月30日

カクテルグラス

カクテルグラスカクテルグラスは、なぜ逆三角形で脚が長いのでしょうか?

スタイルがいいのもそうですが、実はそれ以上にはっきりとした理由があります。


まず、逆三角形であれば、量が少ないお酒でもグラスをそれほど傾けないで飲むことが可能なのです。
そう言えば、日本酒の盃(さかずき)も同じような形をしていますね。


さらに、あの脚の長さは、直接グラスに触れないで飲めるようにという配慮なのです。
直接グラスに触ってしまうと、カクテルに体温が伝わってしまい、味が変化してしまいます。


ショートのカクテルは、出来たての状態が一番美味しい。
シェイクした直後は、大変冷えた状態にあります。
ですから、温まらないうちに早く飲みきってしまうのが理想です。

ショート用のカクテルグラスの容量は、標準で75ml。
それを60mlのカクテルで満たすと最も美しく見えるのだそうです。

一見スタイルだけを追い求めた形に見えますが、実はとても合理的に出来ていたのですね。
これこそ機能美と言えるのでしょう。


PHOTO : JACK ROSE IN 聖蹟桜ヶ丘・BAR unknown
  
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2005年01月29日

シンガポール・スリング Singapore Sling



シンガポール・スリング(ラッフルズ)

シンガポール・スリング

1915年にシンガポールの代表的なホテル、ラッフルズ・ホテルのロング・バーで初めて作られたシンガポール・スリング。
滞在していたイギリスの文豪、サマセット・モームが、シンガポール湾の夕焼けを見て、「東洋の神秘」と言ったその感動を再現したカクテルだと言われています。

スリングとは、ドイツ語で「飲み込む」を意味する言葉が語源のようです。


さて、このシンガポール・スリングには二つのレシピが存在します。
一つは、ラッフルズ・ホテルのオリジナルレシピ(写真左)。
もう一つは、サボイ・レシピです(写真右)。


日本でシンガポール・スリングを注文すると、ほとんどの場合サボイ・レシピのものが出てきます。
サボイ・レシピとは、ロンドンの名バーテンダー、ハリー・クラドックが1930年に編集した、「サボイ・カクテルブック」に掲載されているレシピです。
世界初のカクテルブックと言われており、ロンドンのサボイホテルが発行しているレシピ本です。


サボイ・レシピのシンガポール・スリングは、ドライジン、チェリーブランデー、レモンジュース、シュガーシロップ、ソーダで作ります。
爽やかな風味が特長のカクテルですね。

では、ラッフルズ・ホテルのオリジナルレシピはどうかというと、ドライジン、チェリーブランデー、コアントロー、ベネディクティン・DOM、ライムジュース、パイナップルジュース、アンゴスチュラ・ビターズ、グレナデンシロップが入ります。

大変手の込んだカクテルですね。
しかも、トロピカルカクテルの傑作と呼ばれるように、大変甘味が強いです。

ラッフルズ・ホテルに行くと、ウェルカムドリンクとして「シンガポールスリングをお飲みになりますか」と聞かれるらしいです。
もう一つの名物になっているんですね。


なぜ、サボイ・レシピがオリジナルとこんなに違う、全く別物のレシピが載ったのかは不明です。
その理由を聞いてみたいですね。


PHOTO : 【左】府中市・BAR American 【右】府中市・CHOT BAR
  
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2005年01月28日

普通の焼酎って何だろう

みなさんがよく飲まれる焼酎は何でしょうか?

芋焼酎、麦焼酎、米焼酎などの本格焼酎。
ジンロ、鏡月などの韓国焼酎。
サワーやウーロンハイなど、焼酎をジュースなどで割ったもの。
焼酎っていろいろありますよね。


最近、私のところに同じような質問が何度もくるようになりました。

「芋焼酎と普通の焼酎って何が違うの?」

「普通の焼酎」というのが何を指しているのか、人によって違うでしょうね。


先日、有名デパートの酒売り場でこんな会話を聞きました。


客「焼酎さがしているんだけど、どれがいいのかしら」

店員「どのような焼酎をお探しですか?芋ですか?麦ですか?」

客「いや、普通の焼酎よ。お父さんの誕生日プレゼントにね」


推測するに、お客さんにとっては普通の焼酎がおそらく本格焼酎だったのではないかと思うのです。
でも、いつもお父さんが飲んでいるから、それが「普通の焼酎」なのではないかと。

でも、これでは店員さんも困ってしまうでしょうね。


では、簡単に焼酎の種類について説明しましょう。

日本には、酒類としての焼酎が二種類あります。
「甲類焼酎」と「乙類焼酎」です。

「甲類焼酎」は、ジンロなどの韓国焼酎や、大きなペットボトルで売られている焼酎などがそうです。
無色透明でアルコール臭が少なく、クセもなくさわやかな味です。
別名「ホワイトリカー」と言います。

「乙類焼酎」は、芋焼酎、麦焼酎など、原料の風味を生かした味が特長です。
乙類焼酎は、別名「本格焼酎」と言います。


この二種類の焼酎、作り方に決定的な違いがあります。

まず発酵の違い。
甲類は、原料の糖をそのまま発酵させてアルコールにする「単発酵」でありますが、乙類は、デンプンを糖にしてさらに糖をアルコールにするという、一つのタンクで二つの作用を同時に行う「並行複発酵」という方法をとります。
なお、「並行複発酵」を行っているのは日本の焼酎だけで、同じ蒸留酒でも、ジン、ラム、ウオツカなどは単発酵です。

次に蒸留方法の違い。
甲類は連続式蒸留器を使い、乙類は単式蒸留器を使うという違いがあります。
連続蒸留を行うと純度の高いアルコールが生まれます。
そのため、甲類焼酎は雑味が少なくクセのない酒となるのです。

逆に、乙類は原料の風味を残そうとするため、単式蒸留器を使うというわけです。


クセのない甲類焼酎は、ジュースなどの風味を壊さないため、サワーや酎ハイなどの飲み物に適しています。
逆に乙類は、原料の風味を楽しむため、水割り、お湯割り、ロック、ストレートなどの飲み方が適しています。


※補足
甲類乙類混和という焼酎もあります。
これは、甲類焼酎に乙類焼酎を混和したもので、 混和比率が甲類焼酎50%以上のものをいいます。
しそ焼酎で有名な「鍛高譚(たんたかたん)」もこちらに属します。


あなたにとっての「普通の焼酎」とは、何でしょうか?
  
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フランジェリコ Frangelico

フランジェリコ Frangelico「フランジェリコ」は、最近私がミルク割りで楽しんでいるリキュールです。

北イタリアのピエモンテ州で収穫された、淡い褐色のヘーゼルナッツから作られています。
ヘーゼルナッツは、フランス語でノアゼット、日本語でハシバミの実と言うのだそうです。
ハシバミの実というのは初めて聞きましたね。


このリキュールの起源は、伝説の僧侶フランジェリコが、17世紀に山深いポー川のほとりでつくったヘーゼルナッツの酒だと言われています。
これをイタリアのワイン会社バルベロ社が1978年に復刻させたのだそうです。
ヘーゼルナッツとベリーの花弁からの抽出液をアルコールの中で熟成させて作ります。

ボトルは僧侶をモチーフとした伝統のあるものだそうで、一度見たら忘れられないですね。


食後酒として飲まれているようですが、カクテルやエスプレッソなどに入れて飲むなど、イタリアでは大変親しまれているリキュールなんだそうです。

ミルク割りで飲んでみますと、ヘーゼルナッツそのままの香りと味わいですね。
とても香ばしくていい感じです。
こういう味は私は大好きです。
アイスクリームにかけても良さそうですね。

美味しいパスタの後の食後にいかがでしょうか。


PHOTO : Frangelico IN 府中市・American

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2005年01月27日

サワーとチューハイ

さて、問題です。

『レモンサワー』と『レモンハイ』。
さて、この二つはどう違うのでしょうか?


サワー(SOUR)とは「酸味がある。酸っぱい」の意味。
スピリッツ(いわゆる蒸留酒)にレモンジュースとシュガーシロップなどのように、酸味と甘味を加えて作るカクテルのことです。

代表的なカクテルに「ブランデー・サワー」などがあります。
バーで「サワー」を頼むと、おしゃれなサワーグラスに少し強めで量の控えめなカクテルが出てきます。
間違っても「ジョッキで」とか言わないように。


チューハイとは、焼酎ベースの飲み物全般のこと。
「レモンハイ」というと、焼酎にレモンジュースを加え、炭酸で割ると出来上がり。
ちなみに、チューハイの「ハイ」は、ハイボールのことです。
いわゆる炭酸割りですね。

(私は美味しいスコッチウイスキーのハイボールが大好きです。)


まあ、焼酎はスピリッツの一つですから、サワーが焼酎で造られていても何ら問題はありません。
お店によっては、サワーをウオツカで造るところもあるようですよ。


そういえば、「ウーロンハイ」って炭酸入ってたっけな…?
  
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クロンダイクハイボール Klondike Highball

クロンダイクハイボールクロンダイクハイボールは、日本では古くから知られているカクテルだそうです。
あまり飲まれているかたを見たことはないんですが。

レシピは、スイートベルモットとドライベルモット、レモンジュースを混ぜ、ジンジャーエールを加えたものです。
本来のレシピは、ジンジャーエール以外をシェイクするのですが、最近ではビルドで作るのが一般的なようです。

クロンダイクとは、カナダ北西部の街の名前で、19世紀末にゴールドラッシュで有名になった砂金の産地だそうです。
ベルモットが二種類も入っているのですから、ベルモット好きのかたのためのカクテルのようですね。


同じく名前に「クロンダイク」が付くカクテルがありまして、そちらは「クロンダイククーラー」と言います。
ベースはウイスキーで、ベルモットは入っていません。
オレンジの皮をホーセズネックのように螺旋状に剥いたものを入れます。

ですから、クロンダイクハイボールとは全く別物のカクテルですね。
「クロンダイク」と言えば、欧米ではクロンダイククーラーのほうが一般的なようです。


昔、『恋はあせらず』というドラマをやっていたとき、バーテンダー役の藤竜也さんがこのカクテルを作ったというお話を聞きました。
私は、このドラマを見ていないのですが、織田裕二さんや香取慎吾さんなどが出演していて、とても豪華なキャストだったそうです。

ちょっと見てみたかったですね。



《写真》府中市・BAR American
  
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2005年01月26日

パッソア PASSOA

PASSOAPASSOA(パッソア)は、パッションフルーツのリキュール。
「パッソアカラー」と呼ばれる美しいピンク色が印象的です。
ボトルは、逆にミステリアスな黒。
このバランスもいいですね。

どんなジュースにミックスしても相性の良いリキュールなのですが、個人的にはパイナップルジュースが一番合うと思っています。

味は違いますが同様のことが言えるのが「マリブ」というココナッツリキュール。
こちらもパイナップルジュースとの相性が抜群です。


さて、そのパッソアとパイナップルジュースを使って作ったカクテル、「オーガスタセブン」。

オーガスタセブン大阪の有名なバー、「オーガスタ」の品野さんというバーマンが創作したカクテルだそうで、もう今ではスタンダードなカクテルのように知られるようになりました。

オーガスタセブンは、パッソア・パイナップルジュース・レモンジュースをシェイクして作ります。
甘味と酸味のバランスが絶妙なカクテルです。

アルコールも弱いですしこのテイストですから、当然女性におすすめなのですが、男の私も密かによく飲んでいます。
だから、甘いお酒が好きなんですってば。


PHOTO : オーガスタセブン IN 府中市・CHOT BAR


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2005年01月25日

WET by BEEFEATER

WET by BEEFEATERちょっと変わったジンを飲む機会があったので、忘れないうちに書いておきましょう。

その名も『WET』。

BEEFEATER(ビフィーター)は、ジンの代表的な銘柄です。
私のよく行くバーでも、ジン・トニックを作る時には大体ビフィーターが使われます。

私は、最近でこそジンをストレートで飲むことはほとんど無くなりましたが、昔はいろいろなジンをそのままで飲んでいました。
ゴードン、タンカレー、シュリヒテ・シュタインヘイガー、ボルス・ジュネヴァ、ボンベイ・サファイアなどなど。

しかし、ビフィーターはポピュラーすぎるせいか、あまり飲んだ記憶がありません。
もちろん、良いジンであることはわかっているのですが。

その、ビーフィーターのジェームズ・バロー社が一昨年に新しく発売したのが、この「WET」です。


さて、早速「WET」を飲んでみました。
そしたら驚きましたよ。

アルコール度数が38度という、ちょっと中途半端なジンですが、香りも味も繊細で儚い感じがします。
普通のジンと思って飲んだら、きっと驚く風味。

あるサイトでは、「秘められた洋梨の華やかな香り」と書いてありましたが、いい表現だと思います。

しかも、後味がサラサラ。
もどりがほとんどありません。


これでジン・トニックを作ってもらったのですが、普通に作るとライムに負けてしまいます。
それほど、このジンの風味はデリケートです。

ストレートで飲むか、ライムを入れずにソーダ&トニックで割るというのがいいかなと思いました。


ジンがお好きで、今飲んでいるジンに飽きてきたら、ちょっと浮気してみるのもいいかもしれません。
とても繊細で優しい子ですから、きっと気に入っていただけると思います。


PHOTO : WET by BEEFEATER IN 府中市・BAR American


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2005年01月24日

Kusuda Wines Pinot Noir 2002

Kusuda Wines Pinot Noir酒の中で、私が一番詳しくないのがワインです。
友人に何名かのワイン通がいます。
知り合いのバーマンにもワインに精通している人が何人かいます。

ところが、私は今までワインについて深く勉強しようと思うことはありませんでした。

赤ワインのタンニンの風味が苦手。
渋い味が好きではないようです。

白ワインは、あれば好んで飲みます。
やはり私は甘い酒が好きなようですね。


さて、今回紹介する酒は、赤ワインです。
赤ワインが苦手な私が紹介するんだから、期待してください。

Kusuda Wines Pinot Noir は、楠田浩之さんという日本人のかたがニュージーランドで生産したワインです。
ピノ・ノワールと言えば、ワインに詳しくない私でもわかります。
あのロマネコンティをはじめとする世界最高の赤ワインを造るブドウの品種です。

楠田さんは、ご自身のホームページで、『ピノ・ノワールで世界を「あっ」と言わせるようなワインを造るのが私の夢なのです。そのために、2001年5月、ピノ・ノワールの栽培に適した土地として評価が高いニュージーランドに家族と共に移住しました。』と書かれています。

プロフィールを読めばわかりますが、楠田さんはサラリーマンなどを経て、1997年にドイツ・ガイゼンハイム大学ブドウ栽培・ワイン醸造学部に入学され、卒業後の2001年5月、ニュージーランド・マーティンボロに移住し、同年10月、「KUSUDA WINES」を設立されています。

こんなに歴史の浅いワインなのに、発売されるや否や、世界各地で高い評価を得ているとのことです。
ワイン専門誌『ワイナート』にて2003ワイン・オブ・ザ・イヤーの1本に選ばれたそうですし。

素敵です。
とても素敵な経歴です。
こんなお酒に対する情熱をお持ちのかたが造ったワイン、飲まないわけには参りません。


さて、一本入手したので試してみました。
ボルドーのワインよりはブルゴーニュのワインの方が好きな私は、ちょっと期待していましたけど。


色はワインの中でも淡い方だと思います。

いやあ、いいですね。
とても優しいワインです。
味的には、フルーツと紫蘇がほんのり感じられるような。
これはいくらでも飲めそうです。


実は、このワインを紹介してくれたのが、このブログでも何度も出てくる「和食 たか田」さんです。
貴重な KUSUDA WINES のファーストビンテージである2002。
また飲める機会があるんでしょうか。


[2008] Kusuda Syrah - Kusuda Winesクスダ シラー - クスダ・ワインズ (楽天・アサヒヤワインセラー)



  
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2005年01月23日

鬼火

鬼火焼いも焼酎、『鬼火』です。

通常、芋焼酎を仕込む際は芋を蒸すのですが、鬼火は芋を焼いて仕込みます。
以前、この焼酎をロックで飲んだときは、芋焼酎にしては飲みやすいという印象がありました。
でも、それほど強い印象があった焼酎ではなかったんです。

ところが、今回お湯割りで飲んでみたところ、この焼酎に対する印象が全く変わってしまいました。

香ばしい焦げた香りと、深くやさしい甘味が広がります。

焼き芋で仕込むと、こんなに香ばしくて甘くなるものなんですね。
この焼酎、私の好きな焼酎のリストに加わることになりそうです。

飲みやすいお酒がいい酒であるという評価には疑問を感じている私ですが、この『鬼火』は、飲みやすくて美味しいと思います。
芋焼酎が苦手な方でもおすすめできますね。

この『鬼火』を造っている田崎酒造は、世界的なソムリエ、田崎真也氏がお気に入りとしている焼酎、「七夕」を造っている蔵として有名となりました。
田崎酒造と田崎真也氏は、特に血縁関係などはないようですが。

今度は、是非「七夕」も試してみたいですね。


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2005年01月06日

ポール・ジロー PAUL GIRAUD

ポール・ジロー今日はとても美味しいブランデーのお話です。

ブランデーとは、果実を原料とした蒸留酒のことで、その中でもフランス・シャラント県にあるコニャック市とその周辺地域で作られる「コニャック」と名乗るブランデーは、最高品質を誇ります。

コニャックの造り方は、簡単に言えば、白ワインを蒸留して樽に寝かせて、ブレンドすれば出来ます。
そして、多くのコニャックがカラメルやシロップなどで色や味を調整しています。

私は個人的にブランデーをほとんど飲みません。
たまに飲むのは、フレンチコネクションというカクテルくらい。

ところが、あるコニャックに出会って、それだけは時々飲むようになりました。

それが、今日取り上げる「ポール・ジロー」というコニャックです。

ポール・ジロー家は、コニャック最良の産地・グランシャンパーニュの中心のブードビル村で、300年以上伝統的な製法を守り、大変すばらしい品質のコニャックを造りつづけています。

カラメルやシロップなどの添加物は入れない。
ブドウの収穫前に農薬は使用しない。
ブドウは、機械による収穫は行わず、すべて手摘み。

熟成の後に多少の『オリ』が出ていても、そのままにします。
香りを損なわないようにするために、こしたりしないのです。

こうして作られたポール・ジロー。
噂によれば、グラスに注いでも一週間香りが変わらないという話です。


飲んでみると、口当たりはとてもライト。
すーっと入っていきます。
ピュアでフルーティーな味わい。
そして最後に、マスカットのようなフィニッシュがしばらく続きます。

いやあ、これは旨い。

こんな飲みやすいコニャックは初めて。
チェイサーがいらないくらい滑らかです。
しかも、最後の香りがとても心地いい。

今回飲んだポール・ジローは、「エクストラ・ビュー」という名前の25年もの。
他に、15年ものと35年もの、スペシャルなボトルもいくつかあるようです。


ブランデーを敬遠していたあなた。
これはあなたのブランデーに対する評価を変えるものになるに違いありません。

ぜひ一度お試しを。


PHOTO : ポール・ジロー エクストラ・ビュー IN 府中市・BAR American


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2005年01月02日

「たか田」のおせち

たか田のおせち今年の「和食たか田」のおせち料理です。

いつも一緒に「大信州・槽場詰め(ふなばづめ)」を注文して、チビチビやりながらおせちをつまむのがウチの恒例です。
  
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