2004年12月08日

大信州

大信州仕込み51号純米大吟醸東京都府中市に「和食 たか田」というお店があります。
もう3年以上通っていて、かなりお世話になっている和食屋さんです。

「たか田」は、料理の素晴らしさもいいのですが、美味しい日本酒の品揃えも自慢です。
中でも『大信州』は、私が近年飲んできた日本酒の中でも、最も印象に残る銘柄の一つです。

先月飲ませていただいた「仕込み51号」は、まさに芳醇という言葉がぴったりの、もっとわかりやすく言うと、香り高く旨みが濃くてメチャクチャ美味しい酒でした。
「たか田」に行くと、いつも日本酒の奥の深さを感じて帰ってくるのですが、毎回毎回違う酒を注文しなければならないほど、大信州のラインナップを豊富に取り揃えています。

もともと「たか田」と「大信州」との出会いは、たまたま東京に来ていた長野のお客さんが言った、「大信州という美味い酒が長野にある」という一言だけで、たか田のご主人が大信州酒造に電話したのが始まりだそうです。
その時は、「直販はやってない」ということで電話は終わったのですが、そのすぐ後に大信州の方がたか田さんを訪れたとのこと。
長野の酒造会社の人が、東京の一軒の和食屋さんに、ですよ。
ちょっとびっくりするような話だと思いませんか?

その後、大信州の特約店である酒屋さんとたか田さんが取引をすることで、大信州がたか田でも飲めるようになったのだそうです。
その酒屋さんもちょっと変わった酒屋さんなのですが、それはまた日を改めてご紹介します。

ここで、「たか田」と「大信州」が出会ってしまったわけですね。
そして、出会うことが出来たのは、たか田のご主人の行動力と、大信州酒造の方の行動力なのです。
「ダメもとでもいいから行動してみる」ということが、いかに大事かを教わるようなお話です。


大信州のホームページに行きますと、面白いことが書いてあります。

『酒を醸すこと、それは自然との融合です。決して逆らわず、静かに調和を取ること、それだけが全てです。』

『私たちの酒造りの源泉は"遊び<興味>と工夫<革新>”』

『造りを楽しむために"遊び"、お客様に美味しい体験をしていただくために"工夫"する』

特に下の方二つのポリシーは、あまり酒蔵では語られるものではない気がします。
『遊び』と『工夫』。
だから、大信州は飲むたびにいつも新鮮な感動があるのか、と思いますね。

「大信州」の美味しさ、素晴らしさは、拙い私の文章力ではとても伝えられるものではありません。
今、書いていてそれを実感しています。
そして、今年飲んだ日本酒の中で一番旨いと思った銘柄は、『大信州 特詰(番外品)』でありました。

大信州さんには、これからも私たちを楽しませるような、美味しい体験を提供していただきたいと節に願っております。


PHOTO : 大信州・仕込み51号 純米大吟醸 (日本酒 長野・大信州酒造) IN 府中市・和食たか田

今の大信州のおすすめ 純米吟醸 超辛口を購入する(楽天・酒の名槌屋)


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